下塗剤とは?密着度を左右する外壁塗装の基盤と重要性
茨城県取手市を拠点に外壁塗装を手がけているリペイントワンです。
外壁塗装について調べていると、「下塗り」「下塗剤」という言葉を目にする場面があるかと思います。
仕上がりにムラが出たり、予想より早く劣化が進んだりするトラブルの原因は、実は下塗りの不備にあるケースが少なくありません。
この記事では、「そもそも下塗りとは何か?」という基礎知識から、その役割、種類、施工の注意点、そして信頼できる業者選びのポイントまで、外壁塗装で失敗しないための正しい知識をわかりやすく解説します。
目次
外壁塗装における「下塗り(下塗剤)」とは?基礎知識
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下塗りは、塗装工事において見えないけれど非常に重要な工程です。下地と塗料の密着性を高め、塗装の持ちを左右する基盤となる役割を担います。
ここでは、下塗りの定義や目的、他の工程との違い、下塗り不足によるトラブル事例まで、基本的な知識を整理します。
| 下塗りの役割 | 具体的な機能 | 説明 |
|---|---|---|
| 密着性の確保 | 接着力の向上 | 下地と塗料の間にのりのような役割を果たし、塗膜の剥がれを防ぐ |
| 吸水抑制 | ムラ防止・塗料節約 | モルタルやサイディングの吸水性を抑え、上塗り塗料の仕上がりを均一に保つ |
| 補修効果 | 小さなひび・凹凸の補填 | 劣化した外壁の表面を整え、次の塗装が乗りやすい状態にする |
| 防水補助 | 雨水の侵入防止 | 表面の微細な隙間を埋めて、水の浸入を防ぎ建物の劣化を抑える |
このように、下塗りには単なる下準備以上の多機能な役割があります。
下塗りの定義と役割
下塗りとは、塗装の最初に行う密着のための基礎塗装であり、建物の素材(モルタルやサイディングなど)と仕上げ塗料をつなぐ接着層のことです。
塗料は、直接外壁に塗っても素材によっては「はじく」「吸い込みすぎる」といった問題が発生します。
また、古い塗膜が残っていたり、細かいヒビや劣化がある場合も、下塗剤がそれらを補修・吸収してくれる機能を持つものが多くあります。
下塗りと中塗り・上塗りの違い
外壁塗装は、基本的に「下塗り → 中塗り → 上塗り」の三層構造で施工されます。
それぞれの層には明確な役割があります。
まず下塗りは、前述の通り接着力を高めるための層です。
中塗りは、塗膜に厚みをもたせて耐久性を向上させる工程であり、上塗りと似た塗料を使うことが多いですが、仕上げではありません。
そして上塗りは、色・艶・撥水性など、見た目と保護の両方を担う最終仕上げ層です。
この三層のうち、どれか一つでも省くと耐候性や美観、密着力が大きく落ちる可能性があります。
下塗りが不十分だとどうなる?失敗例とリスク
下塗りが不十分、もしくは不適切な下塗剤を使用した場合、以下のような具体的なトラブルが発生します。
たとえば、塗膜が数年で剥がれてしまうケースです。これは、外壁と塗料の間に十分な接着ができていなかった証拠です。
また、表面にムラが出る、斑点のような仕上がりになるといったトラブルも、下塗りの吸い込み止めが機能していない場合に起こります。
さらに、防水性能が低下して建物内部に湿気や雨水が浸入するようになると、外壁材自体の劣化スピードが速まります。こうしたトラブルの多くは、「下塗りの施工ミス」や「材料選定のミスマッチ」に起因しています。
下塗剤の役割を徹底解説|密着性・防水性・補修効果
下塗剤には、単に塗料ののりを良くするだけでなく、密着性の向上、防水性の確保、下地の補修といった多面的な効果があります。
| 役割 | 具体的な機能 | 防止できるトラブル |
|---|---|---|
| 密着性向上 | 下地と上塗り塗料の接着力を高める | 塗膜の剥がれ・浮き・ひび割れ |
| 防水性・吸水抑制 | 外壁素材の吸水を抑え、防水層を形成 | 吸い込みムラ・塗膜の劣化・カビの発生 |
| 補修・均一化 | 劣化した旧塗膜や微細な凹凸を整える | 表面のムラ・仕上がりの不均一 |
下塗剤を適切に選び、きちんと施工すれば、これらのリスクを未然に防ぎ、塗装の耐久性と美観を長く維持できます。
密着性を高める仕組み
下塗剤が果たすもっとも基本的な役割が、下地と上塗り塗料をしっかり接着させることです。
特に経年劣化が進んだ外壁や、チョーキング現象が起きている壁面は、表面が粉状になって塗料が定着しにくくなっています。
こうした下地に直接上塗り塗料を塗っても、すぐに剥がれてしまう原因です。
下塗剤には、高い浸透性と接着性を持つ成分が含まれており、下地の奥までしみ込むと、細かな隙間に定着しやすくなります。
防水性・吸水抑制の役割
セメント系やサイディング外壁は、水分を吸いやすい性質を持っています。
そのまま塗装を行うと、上塗り塗料が下地に吸い込まれてしまい、ムラになったり、塗料の本来の性能を発揮できなかったりすることがあります。
そこで重要なのが、下塗剤による吸水抑制です。
シーラーや微弾性フィラーは、表面に防水層を作る効果があり、雨水や湿気の侵入を防ぐと同時に、塗装の均一な仕上がりを助けます。
補修・均一化のサポート機能
古くなった外壁には、微細なひび割れや、旧塗膜の劣化による凹凸が多く見られます。
これらを放置したまま塗装をしても、表面が波打ったように不均一になり、美観を損ねるばかりか、塗膜の厚みに差が出て、劣化速度にムラが出る恐れがあります。
このような下地の不具合を補修するのが、下塗剤の持つ均一化の効果です。
下塗剤の種類と使い分け|外壁素材に合わせる選び方
下塗剤にはいくつかの種類があり、それぞれ機能や適した素材が異なります。
間違った下塗剤を選んでしまうと、密着不良や仕上がりのムラ、早期の塗膜劣化を招く原因になります。
| 下塗剤の種類 | 主な特徴 | 適した外壁素材 | 特徴的な用途 |
|---|---|---|---|
| プライマー | 接着力が高く、下地との密着を強化 | 金属、樹脂、サイディング | 密着重視の下地処理に最適 |
| シーラー | 吸い込み防止と密着性の両立 | モルタル、コンクリート | 吸水性の高い下地の処理 |
| フィラー | 厚みがあり、凹凸やヘアークラックを補修 | モルタル、ALC | 表面を平滑に整える |
| 微弾性フィラー | 弾力性があり、下地の動きに追従 | クラックが出やすい壁面全般 | ひび割れ予防・補修効果が高い |
外壁の状態や素材に合った下塗剤を使えば、塗装の密着性・耐久性を最大限に引き出すことができます。
一般的な主な下塗剤の種類
下塗剤にはいくつかの種類がありますが、基本となる4つを押さえておくと、外壁に適した選定がしやすくなります。それぞれの特徴を簡潔に確認していきましょう。
プライマー
金属や樹脂など塗料が付きにくい素材に使われる下塗剤です。強い接着力を持ち、上塗り塗料の定着を助けます。窯業系サイディングにも適しています。
シーラー
モルタルやコンクリートというような、吸水性のある下地に使われます。塗料の吸い込みを抑え、密着性を高める効果があります。幅広い用途に対応する万能型です。
フィラー
劣化した旧塗膜や細かな凹凸、軽度のひび割れを埋める下塗剤です。厚みがあり、表面を滑らかに整える役割を持ちます。
微弾性フィラー
フィラーに弾力性を加えたタイプで、下地の動きや微細なひび割れに追従します。防水性に優れており、幅広い外壁に対応可能です。
外壁素材別の適した下塗剤
外壁塗装においては、下地の素材や状態によって、使用すべき下塗剤の種類が大きく変わります。
サイディング外壁の場合は、塗料が密着しにくいことから、密着性に優れたプライマーが一般的です。もし表面に吸水性がある場合は、シーラーを併用して吸い込みを抑える処理が必要です。
モルタル外壁は吸水性が高く、また凹凸やクラックが発生しやすいため、シーラーとフィラーを組み合わせるか、微弾性フィラーを使用すると安定した塗膜が形成されます。
ALCパネルは非常に吸水性が高く表面が粗いので、厚みのあるフィラーや高浸透性のシーラーが有効です。リシン吹付などのザラつきがある仕上げには、凹凸を埋めて均一に整える微弾性フィラーを使えば、上塗りの乗りと発色が良くなります。
下塗りの施工で失敗しないための注意点
どれだけ高性能な塗料や下塗剤を使っても、施工のやり方にミスがあると、期待される効果は発揮されません。
ここでは、塗布量や乾燥時間の管理、下地処理の徹底、そして施工中にチェックすべきポイントや、失敗を避けるべく現場で意識すべき注意点を詳しく解説します。
| 注意点の分類 | 内容の概要 | なぜ重要か |
|---|---|---|
| 塗布量・乾燥管理 | 適量の塗布と乾燥時間の厳守 | 密着性の確保と塗膜不良の防止に直結する |
| 下地処理の質 | 高圧洗浄・ヒビ補修・劣化除去など | 下塗剤の効果を十分に発揮させる前提条件 |
| 施工中の確認 | ムラ・塗り残し・過剰吸い込みのチェック | 施工不良の早期発見と修正につながる |
これらのポイントを怠ると、どれほど高性能な材料を使っても、剥がれ・ムラ・劣化の原因となるため、職人の技術と現場管理が非常に重要です。
塗布量と乾燥時間を守る重要性
下塗剤は「どれだけ塗ればよいか」「どのくらい乾かせばよいか」が明確に定められており、これは塗料メーカーの仕様書に詳細に記載されています。
施工現場では、これらの基準を無視して薄く塗って材料を節約したり、乾燥時間を待たずに次の工程を急ぐといったケースが、トラブルの原因になります。
塗布量が足りなければ、下地への浸透や接着効果が十分に発揮されず、後に塗膜が剥がれたり、仕上がりにムラが生じる原因になります。
乾燥時間についても、季節や気温、湿度によって調整が必要で、特に梅雨時期や気温が低い冬場は、基準時間より長く乾燥時間を確保しなければ、塗膜内に湿気が閉じ込められ、早期劣化を招くことになります。
下地処理(洗浄・劣化層除去・ヒビ処理)の徹底
下塗りの効果をしっかり発揮させるには、その前段階である下地処理が欠かせません。
高圧洗浄によって外壁表面の汚れやコケ、チョーキング粉を丁寧に取り除き、塗料が素地にしっかり密着できる状態をつくります。
浮いた旧塗膜やサビは、ケレン作業で削り落とす必要があり、こうした処理を怠ると、下塗りをしてもすぐに剥がれてしまう恐れがあります。
また、微細なひび割れがある場合には、補修材を使って埋めてから下塗りに進みましょう。
下地処理は、見えない部分でありながら仕上がりと耐久性を左右する大切な工程です。
下塗りを活かす塗装業者の選び方と確認リスト
外壁塗装の仕上がりを左右するのは塗料の種類だけではなく、工程ごとの丁寧な施工です。
なかでも下塗りは見えにくい工程ながら、密着性や耐久性を大きく左右する重要なポイントです。
下塗りの効果を最大限に引き出すには、上塗り塗料の選び方が重要です。「シリコン100%塗料の実力とは?後悔しないための施工ポイント」もあわせてご覧ください。
説明が不十分だったり、内容が曖昧な場合は注意が必要です。過去の施工事例や下地処理の様子を写真で提示できるかどうかも信頼の判断材料になります。
また、保証内容やアフターサポートが充実しているかも、将来の安心につながります。大切なのは、下塗りを「見えないからこそ大切に扱う」姿勢を持った業者を選ぶことです。
リペイントワンでは、すべての工程に責任を持ち、下地処理から材料選定まで丁寧に対応しています。ご不明点や他社との比較など、お気軽にご相談ください。
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