シリコン100%塗料の実力とは?後悔しないための施工ポイント

茨城県と千葉県を中心に外壁塗装や住宅リフォームを手がけているリペイントワンです。
「塗料って色だけじゃなく、成分でこんなに違うんだ…」という驚きの声を、お客様からいただくことがあります。
最近、注目されているのシリコン100%塗料です。聞いたことはあるけれど、詳しい違いやメリットが分からないという方は多いのではないでしょうか。
実は、シリコン塗料と一口にいっても種類はさまざまです。
中でも「シリコン100%」と表記された製品は、その純度の高さから耐久性や美観、コストパフォーマンスにおいて高く評価されています。
ただし、良い塗料を選んだからといって、それだけで満足のいく外壁塗装ができるわけではありません。
この記事では、シリコン100%塗料の基礎知識から、施工時の注意点、他塗料との違いまでを分かりやすく解説していきます。
目次
シリコン100%塗料とは?まずは基本を知ろう

シリコン100%塗料とは、シリコーン樹脂(ポリシロキサン)を主成分とし、他の成分がごく少ない高純度設計の塗料を指します。
一般的なシリコン塗料に比べ、紫外線や高温に対する耐久性が高く、外壁塗装の分野で性能の高さが注目の塗料です。
ここでは、シリコン100%塗料の主成分と、それがもたらす機能的な特長をまとめています。
項目 | 内容・特長 |
---|---|
主成分 | ポリシロキサン(高純度シリコーン樹脂)で構成され、他の有機樹脂はほぼ不使用 |
紫外線・熱耐性 | Si–O結合構造が紫外線や高温に強く、屋外での劣化が非常に少ない |
柔軟性/温度耐性 | −125 ℃~+150 ℃以上の環境でも硬化せず、ひび割れに追従可能 |
防汚性・セルフクリーニング | 撥水性や親水性により、雨水で汚れが流れ落ちやすく、長期間美観を保持 |
通気性と防水性 | 水蒸気を通しつつ、雨水など液体は遮断し、外壁内部の劣化を防ぐ |
このように、シリコン100%塗料は、耐候性・耐久性・防汚性といった外壁塗装に必要な機能を高水準で備えており、長期的に見て非常に優れた選択肢といえるでしょう。
シリコン塗料の種類と特徴
シリコン塗料には「アクリルシリコン」と「シリコン100%(純シリコン)」の2タイプがありますが、それぞれの特性を理解して選ぶべきです。
アクリルシリコン塗料は、価格が手頃で導入しやすい一方、紫外線や熱に対する耐久性がやや劣ります。
対してシリコン100%塗料は、純度が高く耐久性・防汚性・ツヤの持続力に優れているため、長期的なメンテナンス性を重視する方に適しています。
塗料を選ぶ際には、以下の点を基準にするとよいでしょう。
- 築年数が10年以上経過している場合は、再塗装までの期間が長いシリコン100%塗料が安心
- 日当たりや汚れの付着が気になる立地には、防汚性の高い純シリコンが有利
- コスト重視で短期的に美観を整えたいなら、アクリルシリコンも選択肢になる
シリコン塗料は一律ではなく、それぞれの生活環境や目的に応じて最適な選び方を検討すると、後悔のない外壁塗装につながります。
外壁塗装における「シリコン100%」の強み
シリコン100%塗料が評価される最大の理由は、純度の高さによって得られる安定した性能です。
外壁塗装においては、紫外線・雨風・温度変化など過酷な自然環境に日々さらされるので、塗膜そのものの耐久力が非常に重要となります。
高純度シリコンは分子構造が緻密で、紫外線や熱に対する耐性が極めて高く、ひび割れや色あせが起こりにくいのが特長です。
また、親水性の高い表面を持ち、汚れが付着しても雨水で自然に流れ落ちるセルフクリーニング効果があるため、外観の美しさを長く保てるだけでなく、メンテナンスの頻度を減らせます。
さらに、弾性に優れており、微細なクラック(ひび割れ)に追従しやすく、住宅の動きに柔軟に対応できます。
シリコン100%の機能性を最大限活かすポイント
せっかく高性能なシリコン100%塗料を選んでも、施工の仕方を間違えると本来の性能が発揮されません。
特に、下地処理と塗布量・塗り重ねの工程が結果を左右します。ここでは施工の質が耐久性にどれだけ影響するかを、項目ごとに比較してみましょう。
施工項目 | 適切な処理がされた場合 | 不十分な処理の場合 |
---|---|---|
下地処理 | 塗料がしっかり密着し、耐用年数を十分に発揮 | 剥がれ・膨れの原因に |
塗布量 | メーカー推奨量を守るると塗膜が均一に形成される | 塗膜が薄く、紫外線や雨に弱くなる |
乾燥時間・重ね塗り | 十分な乾燥を挟んで塗り重ねることで強固な塗膜に | 乾燥不足により密着不良やひび割れが起こる可能性 |
リペイントワンでは、塗料メーカーの施工マニュアルに沿って「塗布量」「乾燥時間」「塗り重ね回数」を徹底管理しています。
たとえば、100㎡あたり必要な塗料量や乾燥時間の指示を守れば、耐久性・防水性・ツヤ持ちに明らかな差が出るでしょう。
施工の丁寧さが、塗料性能を活かす最大のポイントです。
適切な下地処理が効果を左右する
どれだけ優れたシリコン100%塗料を使っても、塗る前の下地処理が不十分では、塗膜は長持ちしません。
下地処理とは、塗装する前に外壁の状態を整える作業で、たとえば高圧洗浄による汚れの除去、ひび割れや剥がれた旧塗膜の補修、そして下塗り材(シーラーやフィラー)による密着性の向上などが含まれます。
リペイントワンにとって、下地処理は他の工程以上に重要視されている部分です。
たとえば、外壁にカビやコケがあれば、高圧洗浄機でしっかり洗い落としたうえで、必要に応じて防カビ処理を施します。また、ひび割れ部分には専用の補修材を使うと、補修跡が気にならない仕上がりになるでしょう。
さらに、下地の吸収性や劣化具合を見極めて、最適な下塗り材を選定するのがポイントです。
この下地づくりが万全であれば、塗料の密着性が格段に上がり、10年以上にわたって塗膜が美しさと機能を保ち続けます。
塗布量と塗り重ねのルールを守る重要性
シリコン100%塗料の効果を最大限に発揮するには、「塗布量」と「塗り重ね」のルールを守ることが不可欠です。
高性能な塗料であっても、塗る量が足りなかったり、重ね塗りの乾燥時間が不十分だったりすると、せっかくの機能が台無しになってしまいます。
リペイントワンでは、メーカーが定める標準塗布量を厳守し、3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)するのが基本です。
また、塗り重ねの際には「中塗り→上塗り」の乾燥時間をきちんと取り、均一でムラのない仕上がりにします。これにより、塗膜の厚みが適切に保たれ、期待される耐久性・防水性・耐候性が確保される状態です。
特に、遮熱や防汚機能を持つ塗料では、均一な塗布が熱反射や表面保護に直結するため、ルールを守るかどうかが住まいの快適さを左右します。
塗料によって変わる!外壁の見た目寿命とメンテナンス性
外壁塗装を考える際、塗料の耐久年数だけでなく、見た目の美しさがどれだけ保てるかは大切な判断材料です。
ここでは、代表的な塗料ごとの見た目の寿命と、それに関連するメンテナンス性を比較してみましょう。
塗料の種類 | 持続年数 | 汚れやすさ | 再塗装までの頻度 |
---|---|---|---|
ウレタン系 | 約3~5年 | 非常に汚れやすい | 頻繁(7年未満で劣化が目立つ) |
シリコン100% | 約7~10年 | 比較的汚れにくい | 中頻度(10~15年目安) |
フッ素系 | 約12~15年 | かなり汚れにくい | 低頻度(15年以上維持可能) |
無機塗料 | 約15~18年 | 最も汚れにくい | 非常に低頻度(20年近く保てる) |
見た目の美しさが長く続けば、資産価値の維持につながります。
塗料選びでは、耐久性だけでなくこの美観の寿命にも注目するのがおすすめです。
外観を保ちたいなら「高純度塗料」に注目
シリコン100%や無機塗料といった高純度塗料は、塗膜の緻密さや親水性により、雨水で汚れが落ちやすいという特徴を持っています。
結果的に美観が長持ちし、再塗装のタイミングまで外壁の見た目が劣化しにくい傾向にあります。コスト以上に得られる満足度が高く、選ばれる理由の一つになっています。
家の立地によって“汚れやすさ”はこんなに違う
たとえば幹線道路沿いや工場地帯のような、粉塵や排気ガスの多い環境では、一般的な塗料ではすぐに黒ずみやチョーキングが発生してしまいます。
こうしたエリアでは、高耐候・防汚性能に優れた塗料を選ぶことが、美観維持の近道です。
逆に、風通しがよく直射日光の少ない環境であれば、そこまで高性能な塗料を求めなくてよい場合があります。
おすすめの塗装会社とは?信頼できる施工体制の見極め方
外壁塗装や屋根塗装を検討する際に、どの塗装会社に頼むかは最も重要な選択のひとつです。
茨城県南エリアを中心に地域密着で活動するリペイントワンは、その高い施工品質と丁寧な対応で多くのお客様から選ばれています。
項目 | 内容 |
---|---|
丁寧な現地診断 | 経験豊富なスタッフが劣化状況を細かく確認し、適切な塗装プランを提案 |
地元密着対応 | 茨城県南地域に精通した職人が、地域特性に合った施工を実施 |
幅広い塗料プラン | シリコン100%、フッ素、無機といった多彩な塗料を予算や目的に応じて選択可能 |
自社施工による品質管理 | 全工程を自社職人が担当し、品質と対応力を確保 |
豊富な施工実績 | 地元での多彩な塗装工事を多数経験。安心して依頼できる実績あり |
万全の保証・アフターフォロー | 最長10年の自社保証+年1回の点検で、施工後も安心が続く |
誠実な対応と顧客との約束 | 契約内容の厳守と透明性のある進捗報告で信頼を確保 |
カラーシミュレーションの活用 | 仕上がりを事前に確認しながら、最適な色選びをサポート |
地元密着だからこそできる、細やかな診断と提案
外壁塗装はただ塗るだけではなく、事前の診断力こそが耐久性や仕上がりの美しさを左右します。
リペイントワンでは、地域の気候特性を熟知したスタッフが、ドローンや専用機器を使って劣化状況を正確に診断し、劣化を見逃さず建物の状態に応じた塗料選定と下地処理を提案しています。
長く安心できるアフターフォロー体制も充実
施工後も安心が続くのがリペイントワンの特長です。
最長10年の自社保証に加え、年1回の定期点検を実施しています。万が一のトラブルに迅速に対応できる体制が整っており、地元密着ならではの柔軟な対応が可能です。
こうした継続的なサポートにより、お客様との信頼関係を長期にわたって築いています。
まとめ:シリコン100%塗料の価値を引き出すには?
外壁塗装を成功させるのに必要なのは、塗料の選び方だけでなく、施工方法や塗装会社選びを含めた全体のバランスです。
とくにシリコン100%塗料は、コスト・耐久性・美観の面で優れた選択肢とされ、多くの住宅で採用されています。
シリコン塗料と並んで注目されている塗料に「アクリル100%塗料」があります。「アクリル100%塗料を詳しく解説!外壁塗装の塗料選び」もあわせてご覧いただくと、各塗料の違いがより明確になるでしょう。
リペイントワンでは、地域に根ざした診断力と豊富な施工実績を活かし、茨城県の気候や住宅事情に合ったご提案を行っています。
小さな疑問でもお気軽にお問い合わせください。
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