35坪住宅におすすめ?シリコン100%塗料のメリットと注意点
茨城県取手市を拠点に外壁塗装を手がけているリペイントワンです。
外壁の塗り替えで色々調べていると「シリコン100%ってどんな塗料?」と感じる方は多いのではないでしょうか。
シリコン100%塗料は、従来のアクリルシリコン塗料より耐久性や美観に優れ、適度な価格帯で、幅広い住宅で選ばれています。
この記事では、シリコン100%塗料の特徴やメリット・注意点をわかりやすく解説し、35坪住宅に最適な外壁塗装の選び方をお伝えします。
目次
シリコン100%塗料とは?

外壁塗装に使われるシリコン塗料には大きく分けて「アクリルシリコン」と「シリコン100%」の2種類があります。
両者の違いは、樹脂成分の純度です。
シリコン100%塗料は、紫外線や酸性雨といった日本の厳しい気候条件に強く、外壁を長期にわたって守れます。
| 種類 | 耐用年数の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| アクリルシリコン | 約8〜10年 | 比較的安価で扱いやすい。性能は標準レベル |
| シリコン100% | 約10〜13年 | 耐久性・撥水性・ツヤ感に優れ、コストパフォーマンスが高い |
シリコン系塗料との違いとは?
従来のアクリルシリコンは、アクリル樹脂をベースにシリコン成分を混ぜたもので、製品によってシリコンの含有率に差があります。
一方で「シリコン100%塗料」は、シリコン樹脂そのものを主成分として配合しており、純度が高く、性能が安定しているのが特徴です。
「純度の高さ」が性能にどう影響する?
シリコン100%塗料の大きな特徴は、文字通り「純度の高さ」で、樹脂成分のほとんどがシリコンで構成されているため、耐久性・撥水性・美観の維持といった性能が安定して発揮されます。
特に耐久年数は約10〜13年とされ、アクリルシリコンに比べて長持ちする塗料です。
35坪住宅にシリコン100%塗料が人気の理由
35坪前後の住宅は、日本の戸建てで最も多い規模のひとつであり、外壁塗装において「コスト」「耐用年数」「メンテナンス性」のバランスを求める声が多く聞かれます。
以下の表に、35坪住宅でシリコン100%塗料を選ぶメリットを整理しました。
| 項目 | 内容 | メリット |
|---|---|---|
| 費用感 | 約80万〜120万円程度 | 一般的な戸建ての予算に収まりやすい水準 |
| 耐用年数 | 約10〜13年 | 次のリフォーム計画が立てやすく、家計に無理がない |
| 見た目の維持 | ツヤ・発色が持続 | 見た目の良い印象を長期間キープ |
| メンテナンス性 | 10年ごとを目安 | 大規模修繕を繰り返さずに済むため負担が軽い |
シリコン100%塗料は、費用を抑えながら10年以上の耐用年数を確保でき、35坪規模の住宅にとってバランスの良い選択肢です。
適度な価格帯で予算に収まりやすい
一般的な35坪程度の戸建住宅では、シリコン塗料を用いた場合の塗装費用は約80万〜120万円前後に収まるケースが多く、家計に過度な負担をかけずに施工が可能です。
また、アクリルやウレタン塗料に比べて耐久年数が長く、将来的に必要となる塗り替え回数が少ないので、長期的に見ればコストダウンにつながります。
防カビ・防藻性に優れている
シリコン100%塗料は撥水性が高く、外壁表面に水分がとどまりにくく、カビや藻の発生を抑える効果が高いです。
シリコン100%塗料は表面に水の膜が残りにくく、茨城や千葉といった比較的湿度の高い地域の住宅環境において、実際の施工事例でその効果が発揮されています。
ツヤ感があり美しい仕上がりに
シリコン100%塗料は従来のアクリル系やウレタン系塗料に比べ、表面がなめらかに仕上がりやすく光沢があるので、新築時のような美しい外観を長期間保ちやすいのが特徴です。
さらに、ツヤのある塗膜は汚れが付きにくく、雨水で自然に洗い流されやすいセルフクリーニング効果が期待できます。
紫外線や酸性雨に強い
リペイントワンの拠点である茨城・千葉は、夏場の強い日差しや台風シーズンの酸性雨にさらされやすく、塗膜の耐候性が求められます。
シリコン樹脂は分子構造が安定しており、紫外線による劣化を抑える力が高いため、色あせやひび割れが起こりにくいのが特徴です。
デメリット・注意点も把握しよう
シリコン100%塗料はコストと性能のバランスが良く、多くの住宅で採用されていますが、注意点が存在します。
ここでは代表的なデメリットを整理しました。
| 注意点 | 内容 | 想定されるリスク |
|---|---|---|
| 下地との相性 | シーラー処理が不十分だと密着不良を起こす | 剥がれ・ひび割れの原因になる |
| 塗料純度の違い | 「シリコン含有」表示だけでは配合割合が不明 | 耐久性が期待以下となる場合がある |
| 塗装会社の施工力 | 塗布量や乾燥時間を守らないと性能が低下 | ムラや早期劣化を招く |
シリコン100%塗料を正しく選び、本来の性能を引き出すには、製品選びと同時に下地処理や施工品質のチェックが不可欠です。
下地との相性で性能に差が出ることも
シリコン100%塗料は高い性能を備えていますが、その力を十分に発揮するには下地との相性が非常に重要です。
外壁の素材や劣化状況によっては、下塗り材を適切に選び、しっかりと浸透・密着させる工程が欠かせません。
「ピュアシリコン」と表記される塗料の見極め方
塗料のカタログや仕様書に「シリコン含有」と記載されていても、実際にはアクリル樹脂などを多く配合したアクリルシリコン塗料であるケースが少なくありません。
一方で「ピュアシリコン」と表記される製品は、主成分であるシリコン樹脂の配合率が高く、耐久性や防汚性といった本来の性能を発揮しやすいです。
塗料の「グレード」によって価格・性能が違う?
同じシリコン塗料と呼ばれる製品でも、実はグレードによって性能や価格に大きな差があります。
一液型か二液型かといった製品構造の違い、またメーカーごとの研究開発や技術力によって耐久性や仕上がりは変化します。
| 種類 | 特徴 | 価格帯 | 耐久性の目安 | 向いているケース |
|---|---|---|---|---|
| 一液型シリコン | そのまま使える既製品タイプ。施工が容易 | 比較的安価 | 約8〜10年 | コストを抑えたい場合、小規模工事 |
| 二液型シリコン | 現場で硬化剤と主剤を混合。密着性・耐久性が高い | 中価格帯 | 約10〜13年 | 標準的な戸建て塗装、長持ちを重視 |
| ハイグレードシリコン(純度高) | シリコン樹脂含有率が高く、耐候性に優れる | 中〜高価格帯 | 約12〜15年 | 35坪前後の住宅でコスパ重視 |
| アクリルシリコン | アクリル樹脂との混合。純度が低め | 安価 | 約7〜9年 | 短期間での塗り替え、費用優先 |
シリコン塗料は一括りに語られることが多いですが、実際にはこのように種類があります。
一液型・二液型の違いとは?
シリコン塗料には「一液型」と「二液型」の2種類があり、一液型は、缶を開けてそのまま使用できる手軽さが特徴で、施工スピードが速く価格が比較的安価です。
一方、二液型は主剤と硬化剤を現場で混ぜ合わせて使用するタイプで、塗膜の密着性・耐候性に優れており、シリコン塗料本来の性能を最大限に引き出せます。
ハイグレードシリコン塗料とは?
シリコン塗料の中でハイグレードシリコン塗料と呼ばれるものは、シリコン樹脂の含有率が高く、純度が高いのが特徴です。
これにより、一般的なアクリルシリコンや一液型・二液型に比べて、紫外線や雨水への耐候性が向上し、塗膜のツヤや発色が長期間持続します。
耐用年数はおおよそ12〜15年とされ、35坪前後の住宅でも「長持ち」「美観維持」「コストパフォーマンス」のバランスが整っている塗料です。
外壁塗料の中でのシリコン100%のポジション
シリコン100%塗料は、ちょうど中間に位置するグレードであり、価格と耐久性のバランスを重視する方に選ばれます。
| 塗料の種類 | 耐用年数の目安 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| アクリル | 約5〜7年 | 価格が安いが耐久性は低い | 短期的に安く済ませたい場合 |
| ウレタン | 約7〜10年 | 柔軟性があり密着性に優れる | 部分補修や狭小住宅に適する |
| シリコン100% | 約10〜13年 | コスパが良く耐久性は十分 | 一般的な戸建住宅におすすめ |
| フッ素 | 約15〜20年 | 高耐久・高価格。光沢感が持続 | 長期間塗り替えたくない方 |
| 無機 | 20年以上 | 耐候性が非常に高いが高額 | メンテナンス回数を最小限にしたい方 |
この表から分かるように、シリコン100%塗料は費用を抑えつつ長持ちさせたいというニーズに最もマッチしています。
コスパ重視の家庭にベストマッチ
外壁塗装を考えるとき、特に悩ましいのが初期費用と耐久性のバランスです。
シリコン100%塗料はおおよそ10〜13年の耐久性を持ち、1回あたりの費用はフッ素や無機塗料と比べて手の届きやすい価格帯に収まります。
長期的に安心を確保しながら家計への負担を軽減したいご家庭にとって、シリコン100%塗料はコストパフォーマンスに優れたベストな選択肢といえるでしょう。
シリコン100%が35坪住宅にちょうどいい理由
日本の一般的な戸建住宅で多い35坪前後は「標準的な広さ」とされ、家族4人がゆとりを持って暮らせる住まいとして選ばれるサイズで、塗料の使用量や施工費用が適度な範囲に収まるのが特徴です。
シリコン100%塗料は1缶あたりの単価がフッ素や無機に比べると抑えられ、35坪住宅の外壁面積(おおよそ120〜150㎡程度)に対して効率よく施工できます。
塗料を選ぶときのチェックポイント
シリコン100%塗料は性能と価格のバランスに優れていますが、製品や施工内容をよく確認しないと、期待通りの仕上がりにならないことがあります。
とくにメーカーや製品名の確認と塗装会社の説明力や提案力は、施工後の満足度を大きく左右する重要なポイントです。
| チェック項目 | 確認内容 | 注意点・判断の目安 |
|---|---|---|
| メーカー・製品名 | カタログや製品名が明記されているか | 「シリコン塗料」とだけ表記されている場合は要注意 |
| 製品スペック | 耐用年数・防水性・防汚性など | 公的試験やメーカー実績を確認 |
| 塗装会社の説明力 | 成分表や施工事例を提示できるか | 説明があいまいな塗装会社は避ける |
| 保証内容 | 保証期間や範囲が明確か | 曖昧な保証は将来的なトラブルにつながる |
こうしたポイントを整理してチェックしておくと、塗料と塗装会社の両面から安心して選べます。
メーカーと製品名は要チェック
シリコン100%塗料といっても、各メーカーごとに製品の配合成分や特徴は異なります。
実際に選ぶ際には、メーカー名と製品名を確認しましょう。
見積書に「シリコン塗料」とだけ書かれている場合は要注意で、必ず製品名・型番・カタログスペックを提示してもらってください。
塗装会社の説明力と提案力が重要
塗料の品質を最大限に活かすには、施工する塗装会社の知識や技術が欠かせません。
優良な塗装会社は、使用する塗料の成分表やメーカー資料を提示しながら、耐用年数や適した施工方法を丁寧に説明してくれます。
さらに、保証内容を明確に提示できるかどうかはとても大切です。保証期間や対象範囲の説明がないと、後々トラブルになる可能性があるので注意しましょう。
まとめ|35坪住宅に最適な選択をするために
35坪前後の戸建住宅において、シリコン100%塗料は価格・性能・耐用年数のバランスに優れた選択肢です。
ただし、同じシリコン塗料でも製品や施工品質によって仕上がりや耐久性に差が出るため、メーカー名や製品名の確認、そして塗装会社の説明力や提案力を重視しましょう。
アクリル100%塗料も使い勝手が良い塗料です。「アクリル100%塗料を詳しく解説!外壁塗装の塗料選び」の記事を参考にしてみてください。
初めて外壁塗装を検討される方でも、基本のチェックポイントを押さえておけば、納得感のあるリフォームが実現できます。
小さな疑問でもお気軽にお問い合わせください。
茨城エリア
取手市・利根町・龍ケ崎市・つくばみらい市・守谷市
牛久市・つくば市・土浦市・阿見町・河内町・美浦村
千葉エリア
我孫子市・印西市・柏市・栄町・流山市・野田市
※車で1時間以内にお伺いできる地域を対象にしています。
上記のエリア以外もできる限り対応いたします。















