中塗りとは？均一仕上げの要となる工程を解説

茨城県取手市を拠点に外壁塗装を手がけているリペイントワンです。

外壁塗装と聞くと、「どの塗料を選ぶべきか？」や「何年もつのか？」といった点が注目されますが、実はその効果を最大限に発揮させるには、どのように塗るかといった施工の工程が非常に重要です。

とくに仕上がりの美しさや耐久性を支える「中塗り」は、塗装の品質を左右する要となります。

この記事では、外壁塗装の三度塗りにおける中塗りの役割や重要性、またリペイントワンが実際にどのような施工体制で中塗りに取り組んでいるのかまで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

「中塗り」とは何か？基本の工程を理解しよう

塗装工事は大きく分けて、「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3段階で進行します。

下塗りは下地との密着性を高めるための土台作りであり、上塗りは美観や機能を完成させる最終工程です。

その間に行われる中塗りは、塗膜の厚みと均一性を保ち、長持ちする塗装の基盤になります。

以下の表は、3回塗りの各工程が持つ役割を比較したものです。

工程	使用する塗料	主な役割
下塗り	シーラー・フィラー等	下地の吸い込みを抑え、塗料の密着性を高める
中塗り	上塗り塗料と同等のもの（1回目）	塗膜の厚みを確保し、下地の透けやムラを防ぐ
上塗り	上塗り塗料（2回目）	色や艶の最終仕上げ、防水・耐候性能の完成

中塗りは、仕上がりの美しさを整えるだけでなく、塗料本来の耐久性や防水性を支える大切な工程です。

下塗りと上塗りだけでは塗膜が不十分になり、色ムラが出たり、耐久性が落ちたりする可能性があります。

外壁塗装の3回塗り工程（下塗り → 中塗り → 上塗り）

一般的な外壁塗装では、1回の塗装で仕上げることはありません。

まず下塗りを行い、外壁材と塗料の接着性を高め、次に中塗りで色や厚みを整え、最後に上塗りで光沢や防水性を仕上げます。

中塗りでは、上塗りに使う塗料と同じものを用いることが多く、ここで丁寧に塗り込むことで、仕上がりの色ムラや塗膜の不足を防げます。

リペイントワン流の施工フローにおける中塗りの位置

リペイントワンの塗装工事は、高圧洗浄で汚れをしっかり落とし、下地補修を行った後、下塗り・中塗り・上塗りと丁寧に塗装を仕上げていきます。

さらに、自社の職人がすべての工程を一貫して管理し、塗布量や乾燥時間、各工程のチェックを徹底しているのが特長です。

中塗りの仕上がりが、そのまま上塗りの美しさと性能に直結するので、妥協のない作業を心がけています。

なぜ中塗りが“要”なのか？3つの理由

外壁塗装における中塗りは、単なる中間工程ではなく、仕上がりと性能を左右する要となる工程です。

塗装の品質を支えるうえで、中塗りがなぜ欠かせないのかを3つの理由から解説します。

理由	中塗りが果たす役割
密着性・厚み	下塗りと上塗りの密着を強化し、均一な厚みを形成する
美観	凹凸を埋めて色ムラを防ぎ、上塗りの仕上がりが美しくなる
機能性	防水・防汚・耐候性を安定させる基盤となる

中塗りが手抜きされていたとしても、見た目ではすぐに分からないケースがあります。

しかし、年数が経つと徐々に不具合が現れ、最終的には補修や再塗装の必要が出てしまう恐れが出てきます。

塗膜の厚みと密着性を確保する

中塗りは、塗膜に必要な厚みを持たせ、上塗りとの密着性を高めるための工程です。

下塗りだけでは薄すぎて、十分な防水性や耐候性を確保できません。

中塗りによって塗膜の厚さを段階的に増やし、塗料本来の保護性能を発揮させる土台を作ります。

また、中塗りと上塗りが同じ種類の塗料であることが多く、2回に分けて塗り重ねると塗膜の密着性がより強固になります。

ムラ・凹凸を防ぎ、仕上がりを美しくする

下地処理や下塗りを終えた段階では、外壁には微細な凹凸や色のムラが残っている場合があります。

中塗りではそれらの凹凸を埋めながら表面を整え、上塗り時に色が均一にのる状態を作ります。

逆に中塗りを省略した場合、最終的に上塗りの塗膜が不均一になり、まだらな仕上がりになってしまうことが少なくありません。

耐久年数・機能性（防汚・防水・耐候）を支える

中塗りの工程は、単なる見た目の下地というだけでなく、塗料が持つ機能性をしっかりと外壁に定着させるために重要です。

防汚性や防水性、さらには紫外線への耐性といった機能は、塗膜が適切な厚みと密着性を持って初めて本領を発揮します。

特に茨城県や千葉県といった寒暖差や湿気の多い地域では、こうした機能性が住まいを守る大きなポイントです。

中塗りでチェックしたいポイント

中塗りは施工塗装会社任せになりがちな工程ですが、施主としても最低限の知識を持ち、確認すべきポイントを押さえると安心感が大きく変わります。

以下の表に、中塗り時に確認しておくべき代表的なチェックポイントを整理しました。

チェック項目	確認のポイント
使用塗料	塗料名・種類（シリコン・無機など）が契約通りか
塗布回数	中塗りとして1回塗られているか
膜厚	薄すぎないか、塗りムラがないか
乾燥時間	規定時間を守ってから上塗りへ移っているか
天候・気温	施工日に適切な気候条件だったか

信頼できる施工会社であれば、中塗り工程中に逐一写真で進捗を報告してくれるなど、可視化された安心できる対応を行っています。

使用塗料・塗布回数・膜厚の確認

まず注目したいのは、契約通りの塗料が使用されているかどうかです。

中塗りと上塗りは同じ塗料を用いるケースが多く、仕様書通りの種類・品番・色が使われているかを事前に把握しておきましょう。

また、塗布回数は意外と見落とされやすいです。

中塗りは1回の塗布が原則ですが、省略されてしまうケースが稀にあります。現場写真の確認や、完了報告書での記載をチェックすると安心です。

乾燥・気候条件・工程間のインターバル確認

塗装工程で非常に重要なのが、乾燥時間（インターバル）の管理です。

下塗りから中塗り、中塗りから上塗りまでには、塗料メーカーが推奨する乾燥時間があり、それを守らなければ密着不良が起こる可能性が出てしまいます。

特に中塗り～上塗りのタイミングで雨が降ったときには、再度塗装し直すケースがもあり、こうした場合に誠実に対応してくれるかどうかは、施工会社の姿勢を判断する材料になります。

中塗りをしない・省略した場合のリスク

外壁塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの3工程が基本ですが、実はこの「中塗り」を省略する塗装会社が少なくありません。

しかし、この中塗りを省いてしまうと、見た目にはすぐわからなくても、後々になってさまざまな不具合が生じてきてしまいます。

下記に、中塗りを省略した場合に起こりやすい主なトラブルとその内容をまとめました。

トラブル	内容	住まいへの影響
塗膜の強度不足	塗り回数が足りず、膜厚が不十分になる	剥がれやすく、劣化スピードが早まる
美観の低下	中塗りによる凹凸調整が行われない	色ムラや艶ムラが発生しやすくなる
防水・防汚性能の低下	塗膜が均一に仕上がらない	雨水の侵入や汚れの付着が起こりやすくなる

このように、中塗りは見えない工程でありながら、仕上がりと機能の両方において非常に重要な役割を担っています。

耐久性が落ちて早期に劣化・剥がれの可能性

中塗りには、下塗りで整えた面の上に適切な厚みの塗膜を形成し、塗料の持つ本来の耐久性を支えるという働きがあり、この工程を省いてしまうと、塗膜が薄くなって、外壁を守る力が著しく低下します。

塗膜の厚みが不足した状態で仕上げられると、太陽光や雨風といった外的要因に耐えられず、施工から数年で剥がれや色あせなどの劣化症状が現れる可能性が高いです。

見た目（仕上がり）の質が低下｜色ムラ・質感不良

中塗りは、単に色を塗る工程ではなく、下塗りと上塗りの密着を高めると同時に、表面を滑らかに整える役割を持っています。

中塗りが行われていないと、上塗り塗料の密着性が悪くなるため、仕上がりにムラが出やすいです。

中塗りによって細かな凹凸をならし、塗膜の表面を均一に整えることで、艶や色味が美しく、見た目にも高品質な仕上がりになります。

リペイントワンが実践する中塗りのこだわり

外壁塗装における中塗りは、見えない工程ながらも、仕上がりや耐久性を左右する非常に大切なプロセスです。

リペイントワンでは、地域密着・自社施工だからこそ実現できる中塗りの品質管理に徹底的にこだわり、お客様の住まいに長く安心していただける塗装を提供しています。

こだわりポイント	内容
自社職人による施工	外注に任せず、自社職人が一貫して責任をもって中塗りを実施
工程写真の記録	中塗りの状態を撮影し、後からでも確認できる安心の可視化
塗布量・乾燥時間の厳守	メーカー指定の塗布量・インターバル（乾燥時間）を遵守
仕上がりの均一さを意識	凹凸の調整やムラの防止を丁寧に行い、美しい下地を作成
現場ごとに工程管理表を作成	施主様に進捗をわかりやすく説明できる体制

これらの取り組みによって、リペイントワンは長持ちする外壁塗装の信頼を築いています。

自社職人による確かな施工管理

リペイントワンの外壁塗装は、完全自社施工です。

営業から施工、アフターフォローまでを一貫して社内で対応するので、現場の状況を正確に把握し、品質にムラが出ないよう管理しています。

また、中塗りにおいても、職人が下塗りとの密着性を確認したうえで、塗布量や重ね塗りの精度を細かくチェックしながら作業を進めます。

万が一何かトラブルが起こっても自社の職人なので、すぐに対応できるフットワークの軽さが私たちの強みです。

中塗り～上塗りの流れを現地写真で確認できる安心体制

リペイントワンでは、きちんと中塗りされているのか？という不安を解消するために施工の工程ごとに写真を撮影し、お客様にご確認いただける体制です。

下塗り完了、中塗り中、中塗り完了、上塗り前…というように、各段階の状態を記録し、お引渡し時には一緒にご覧いただけるよう資料を作成します。

さらに、LINEやメールでの写真共有が可能で、現場に立ち会えない日があっても心配不要です。

中塗りを活かすためのコミュニケーションと工程確認

中塗りの工程をしっかり活かすには、施主様と施工チームとのコミュニケーションが鍵です。

リペイントワンでは、塗布量・乾燥時間・塗装状況などを施工写真で記録し、お引き渡し後に中塗りがきちんと実施されたことを確認いただける体制を整えています。

また、工事当日の天候や気温・湿度などの条件が塗装品質に与える影響も見逃せません。

施工スタッフが「今日の気候は塗装に適していますか」「乾燥時間に余裕がありますか」といった点を施主様に説明できると、安心感が増します。

まとめ：中塗りを理解して安心できる塗装工事へ

外壁塗装において「中塗り」という工程は、ただ中間にあるだけの作業ではなく、塗膜の厚み・密着性・仕上がりの美しさを左右する非常に重要なステップです。

中塗りを含めた塗装の仕上がりは、使用する塗料だけでなく職人の技術によって大きく左右されます。

職人で仕上がり品質に差が出る理由を詳しく知りたい方は、「職人の技術が決め手！外壁塗装の仕上がり品質」の記事もあわせてご覧ください。

リペイントワンでは、地域の皆様が安心して外壁塗装をご依頼いただけるよう、わかりやすい説明・確かな施工・アフターフォロー体制を整えていますので、お気軽にお問い合わせください。

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