高圧洗浄の効果とは?塗装を長持ちさせる秘訣

茨城県・千葉県で外壁塗装やリフォーム工事を行っているリペイントワンです。
外壁塗装や屋根塗装をご検討されている方から、よくいただくご質問のひとつが「高圧洗浄って本当に必要なの?」というものです。
たしかに、ただ塗装するだけなら、わざわざ高圧洗浄なんてしなくてもいいのでは?と思われるかもしれません。
この記事では、高圧洗浄とはどんな作業なのか、なぜ外壁塗装に欠かせないのかを、わかりやすく解説していきます。
目次
高圧洗浄とは?外壁塗装に欠かせない理由

高圧洗浄とは、専用の高圧洗浄機を使い、水を勢いよく吹きつけて外壁や屋根の汚れを取り除く作業です。
高圧洗浄がなぜ必要なのか?よくある疑問にお答えしながら、ポイントをまとめていきます。
高圧洗浄が必要な理由
外壁や屋根には、年月とともにさまざまな汚れが蓄積していきます。
汚れの種類 | 影響 |
---|---|
ホコリ・排気ガス | 表面に薄い膜を作り、塗料の密着を妨げる |
カビ・コケ・藻 | 水分を含み、建材の劣化や塗膜剥がれの原因になる |
古い塗膜の劣化粉(チョーキング) | 下地の弱体化を招き、新しい塗膜が乗りにくくなる |
こうした汚れをきちんと落とさずに上から塗装をしてしまうと、すぐに塗膜が剥がれたり、ムラができたりしてしまいます。
せっかく高性能な塗料を使っても、土台が汚れていると本来の性能を発揮できないのです。
特に茨城県のように、湿気や強風にさらされやすい地域では、外壁・屋根にカビやコケが発生しやすいため、高圧洗浄をしっかり行うことがより大切になります。
高圧洗浄の種類と主な用途
高圧洗浄と一口に言っても、使用する方法や目的によっていくつかの種類に分かれています。
それぞれに特徴や適した用途があり、建物の状態や仕上がりに応じて使い分けることがポイントです。
洗浄方法 | 特徴 | 主な用途 |
---|---|---|
通常高圧洗浄 | 水圧で汚れを落とす一般的な方法 | 外壁・屋根の軽い汚れやチョーキング除去 |
バイオ洗浄 | 専用の薬剤を使ってカビ・コケを根本から除去 | カビ・コケが広がっている外壁・屋根 |
超高圧洗浄 | さらに強い圧力で旧塗膜や頑固な汚れを剥がす | 劣化が進んだ旧塗膜の除去や下地処理 |
このように、洗浄方法にはそれぞれ得意分野があり、建物のコンディションに応じた使い分けをしましょう。
一般的な高圧洗浄の特徴
高圧洗浄とは、外壁塗装や屋根塗装の際に最も一般的に行われる洗浄方法です。
専用の高圧洗浄機を使い、水だけを噴射して外壁や屋根に付着したホコリ、排気ガス、チョーキング(劣化した塗膜の粉)などをきれいに除去します。
項目 | 内容 |
---|---|
使用水圧 | 約8〜15MPa |
主な目的 | 表面汚れ・粉化した古い塗膜の除去 |
メリット | 作業がスピーディーでコストも比較的安価 |
注意点 | 頑固なカビ・コケまでは除去しきれない場合もある |
MPa(メガパスカル)とは水圧の強さを表す単位で、数字が大きいほど圧力が強くなります。
高圧洗浄の目安はおおむね「8〜15MPa」程度で、人間の手では落としきれない汚れもしっかり取り除くことができます。
バイオ洗浄とは
バイオ洗浄は、専用の薬剤(バイオ洗剤)を使って、外壁や屋根に付着したカビ・コケ・藻などの微生物汚染を根本から除去する方法です。
通常の高圧洗浄では落としきれない、奥深くまで根を張った汚れに効果的です。
バイオ洗剤には、微生物を分解・除去する成分が含まれており、素材を傷めず外壁や屋根を清潔な状態に戻せます。
項目 | 内容 |
---|---|
使用するもの | 専用のバイオ洗剤と水 |
主な目的 | カビ・コケ・藻の根絶 |
メリット | 見えない汚れも徹底的に除去できる |
注意点 | 薬剤コストがかかるため、通常洗浄より費用が高め |
茨城県のように湿気が多い地域は、カビやコケが繁殖しやすい環境です。
こうした場所では、バイオ洗浄を取り入れることで、塗装後の早期の剥がれや再び汚れてしまうリスクを防ぐことができます。
超高圧洗浄の特徴
通常の高圧洗浄よりもさらに強い水圧をかけて、外壁や屋根の表面を徹底的に洗浄・除去する方法が、超高圧洗浄です。
水圧の目安は「20MPa(メガパスカル)以上」で、圧倒的な水の力で古い塗膜をはがすことができます。
項目 | 内容 |
---|---|
使用水圧 | 約20〜30MPa以上 |
主な目的 | 劣化塗膜の除去・コンクリート表面の洗浄 |
メリット | 新たな塗装の密着性を大幅に高める |
注意点 | 強すぎる水圧で素材を傷めるリスクもあるため慎重な作業が必要 |
超高圧洗浄は、素材によっては適さない場合もあるため、現場ごとの慎重な判断が必須です。
高圧洗浄の施工手順を解説
高圧洗浄は、ただ水を吹きかけるだけの作業ではありません。
正しい手順を踏んで行うことで、塗装工事全体の仕上がりや耐久性に大きく影響を与えます。
高圧洗浄の流れは、作業前の下準備と洗浄作業中の注意点に分かれます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
作業前の下準備
高圧洗浄を行う前には、必ず入念な下準備が必要です。
この準備をしなかった場合、洗浄中に建物や周囲にトラブルが発生する可能性があります。
下準備内容 | 目的 |
---|---|
養生作業(シート張り・ビニール養生) | 水しぶきの飛散を防ぎ、近隣や室内への影響を防止する |
設備・配線チェック | エアコン室外機・換気口・電気配線などを事前に保護・点検する |
水道・電源の確保 | 安定して作業が行えるよう、水源と電源を確認する |
リペイントワンでは、特に近隣への配慮を徹底しながら作業を進めています。
洗浄時の注意点
実際に高圧洗浄を行う際には、細かな注意点を押さえて作業することが必要です。
ただ力任せに洗えばいいわけではなく、外壁材や屋根材に合わせた適切な圧力調整が求められます。
注意ポイント | 内容 |
---|---|
圧力調整 | 素材に合わせて水圧を調整(例:サイディングは中圧、瓦は低圧) |
洗浄方向 | 上から下へ、一定方向に流すことでムラなく仕上げる |
洗浄範囲の確認 | 見えにくい箇所(軒天・庇・ベランダ内側など)を丁寧に洗浄する |
素材が古くなっている場合、強い圧力をかけすぎると破損のリスクがあります。
高圧洗浄で得られる効果とは?
外壁塗装や屋根塗装では、高圧洗浄がとても大切な工程になります。
高圧洗浄は、単なる「掃除」のためだけに行われるわけではありません。
ここでは、高圧洗浄によって得られる代表的な効果を紹介していきます。
塗装の密着性アップ
外壁や屋根には、目に見えないホコリや汚れ、劣化粉(チョーキング)が付着しています。
取り除かずに塗装をしてしまうと、塗料が素地にきちんと密着せず、数年以内に剥がれや浮きといったトラブルが発生してしまいます。
高圧洗浄を行うことで、表面に残った汚れや劣化物をしっかり洗い流し、新しい塗料が素地に直接密着できる状態を作ります。
効果 | 詳細 |
---|---|
塗膜の剥がれ防止 | 下地と塗料が密着しやすくなり、剥離リスクを大幅に軽減できる |
仕上がりの美しさ向上 | ムラのない均一な塗装面ができ、仕上がりがきれいになる |
耐久性の向上 | 塗料本来の性能が最大限に発揮され、長期間持続する |
茨城県のように、湿気や強風で外壁が汚れやすい地域では、特にこの「密着性アップ効果」が建物保護の面でも重要になります。
外壁の劣化防止
高圧洗浄により、カビ・コケ・藻といった汚れをきれいに取り除くことが可能です。
こういった微生物は、建材の表面だけでなく、内部にまで浸食して劣化を早める原因になります。
洗浄によって徹底的に取り除くことで、建物自体の劣化を防ぎ、外壁や屋根の傷みも軽減できるのです。
効果 | 詳細 |
---|---|
微生物汚染の除去 | カビ・コケ・藻などを根こそぎ除去し、再発リスクを低減 |
外壁素材の保護 | 汚染による腐食・劣化を防ぎ、素材を長持ちさせる |
美観の維持 | 外壁・屋根がきれいな状態を長期間キープできる |
高圧洗浄によるメンテナンスが、建物の寿命を延ばす大きなポイントとなっています。
高圧洗浄にかかる費用相場
高圧洗浄は外壁塗装・屋根塗装に欠かせない工程ですが、気になるのはやはり費用ではないでしょうか。
高圧洗浄費用は、主に「面積(㎡単位)」と「洗浄方法」によって決まります。
ここでは、高圧洗浄にかかるおおよその費用相場について、さらに詳しく解説していきます。
面積ごとの価格目安
一般的な戸建て住宅における、外壁・屋根の高圧洗浄費用の目安を表にまとめました。
建物の大きさ | 洗浄面積目安 | 費用相場(通常高圧洗浄) |
---|---|---|
小規模住宅(20坪前後) | 約120㎡ | 約30,000〜50,000円 |
標準住宅(30坪前後) | 約180㎡ | 約50,000〜70,000円 |
大型住宅(40坪以上) | 約220㎡〜 | 約70,000円〜 |
30坪程度の一般的な戸建ての場合、外壁と屋根をあわせた洗浄費用は、建物の大きさや汚れ具合によって前後しますが、おおむね5万円〜7万円程度が目安とされています。
建物の形状や劣化状況によっては追加費用が発生することもあるため、事前に現地調査を受けたうえで見積もりを確認しましょう。
オプション費用の注意点
高圧洗浄には、標準的な高圧洗浄だけでなく、バイオ洗浄や超高圧洗浄といったオプション作業が加わることがあります。
オプションには、追加料金が発生するため注意が必要です。
洗浄方法 | 追加費用目安(㎡単価) | 特徴 |
---|---|---|
バイオ洗浄 | +300〜500円/㎡ | カビ・コケ対策に特化。薬剤代がかかる |
超高圧洗浄 | +500〜800円/㎡ | 旧塗膜剥がし対応。高圧設備使用のため高め |
たとえば、茨城県のような湿気の多い地域ではバイオ洗浄が推奨されることが多く、見積もり時にはオプションの有無をしっかりチェックすることが大切です。
まとめ:高圧洗浄で外壁リフォームの質を高めよう
高圧洗浄は、外壁や屋根の汚れを徹底的に落とし、塗料の密着性を高めるために欠かせない工程です。
今回の記事では、高圧洗浄の種類や特徴、施工手順、費用相場、そして依頼時の注意点まで詳しく紹介しました。
茨城県のように、気温差や湿気が大きい地域では、建物の耐久性を守るために、質の高い高圧洗浄が必要不可欠です。
リペイントワンでは、外壁塗装やリフォームに関するご相談・お見積もりをいつでも受け付けています。
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