【2026年最新】茨城県の外壁塗装助成金一覧|市町村別の補助額・条件・申請手順を徹底解説
「外壁のひび割れが気になるけど、塗装工事は高いし……」そんな悩みを抱えている茨城県の住宅オーナーの方に朗報です。茨城県内の多くの市町村では、外壁塗装を含む住宅リフォーム補助金制度を設けており、条件を満たせば工事費用の一部を助成してもらえます。
2026年度は4〜5月に多くの自治体が新年度の募集を開始する集中期。申請のタイミングを逃すと、予算上限に達して受付終了になるケースも珍しくありません。この記事では、茨城県内で確認できた28の助成金制度を網羅的にまとめました。お住まいの市町村にどんな制度があるのか、いくらもらえるのか、どう申請するのかを一気に確認していきましょう。
※この記事の情報は2026年4月時点の調査に基づいています。制度の詳細や募集状況は各自治体の公式サイトで最新情報をご確認ください。
目次
茨城県の外壁塗装助成金の全体像

助成金の基本的な仕組み
茨城県内の外壁塗装助成金は、正式には「住宅リフォーム補助金」「住宅改修助成金」などの名称で運用されています。外壁塗装だけを対象にした制度は少なく、多くは住宅リフォーム全般を対象とした補助制度の中に外壁塗装が含まれる形です。
最も多いパターンは「工事費の10%、上限10万円」という設定です。たとえば外壁塗装工事に80万円かかった場合、その10%である8万円が助成されるイメージです。ただし、自治体によっては上限50万円や100万円といった高額な制度もあります。
2026年度の助成金動向
2026年度の助成金には、押さえておきたいトレンドがあります。
- 募集開始は4〜5月に集中:新年度予算が確定する4月以降に一斉に募集が始まります
- 補助額は10〜20万円が一般的:ただし、空き家活用や省エネ改修など特定の目的に合致すれば、最大200万円規模の自治体もあります
- 断熱・遮熱性能向上を重視する傾向:単なる美観回復よりも、遮熱塗料や断熱塗料の使用など建物性能を改善する工事が優遇される動きがあります
- 秋〜冬に補正予算で追加募集:春の募集を逃しても、11月頃に補正予算による追加募集が行われることがあります
高額助成金がある注目の市町村
茨城県内には、全国的にも手厚い助成金を用意している自治体があります。特に注目したい4つの市町村をご紹介します。
大子町:上限50万円(最大25%)
大子町(だいごまち)は茨城県北部に位置する町で、工事費の最大25%、上限50万円という県内トップクラスの補助率を誇ります。過疎化対策の一環として住宅の維持・改善を積極的に支援しており、外壁塗装を含むリフォーム工事全般が対象となっています。
50万円の助成を受けられれば、30坪住宅の外壁塗装(60〜90万円程度)の半分以上を補助でまかなえる計算になります。大子町に住宅をお持ちの方は、まず役場の担当窓口に確認することを強くおすすめします。
常陸太田市・東海村:空き家対象で上限100万円
常陸太田市と東海村では、空き家の利活用を目的としたリフォームに対して上限100万円という非常に手厚い補助制度があります。「空き家」がキーワードになるため、たとえば相続した実家を改修して住む、あるいは賃貸に出すといったケースが該当します。
注意点として、現在居住中の住宅の外壁塗装は対象外となる場合があります。空き家と認定される条件(一定期間以上の空室など)を事前に確認しておきましょう。
取手市:上限45万円
取手市は都心へのアクセスが良いベッドタウンで、住宅リフォーム補助として上限45万円の制度を設けています。通常の居住住宅のリフォームが対象で、外壁塗装も含まれます。取手市は人口流出への対策として住環境の整備に力を入れており、比較的使いやすい制度設計になっています。
河内町:上限50万円(25%)
河内町(かわちまち)も工事費の25%、上限50万円と大子町に並ぶ高額補助を用意しています。利根川沿いの農村地域ですが、定住促進のための住宅支援策が充実しています。町内業者への発注が条件となりますので、対応業者を事前に確認しておきましょう。
主要市町村の助成金一覧表
茨城県内の主な市町村の助成金制度を一覧表にまとめました。お住まいの自治体を探してみてください。
市町村名別の内訳は以下のとおりです。
- 大子町: 制度名(通称): 住宅リフォーム助成金/補助率: 最大25%/上限額: 50万円/主な条件: 町内業者施工
- 常陸太田市: 制度名(通称): 空き家リフォーム補助/補助率: ―/上限額: 100万円/主な条件: 空き家の利活用目的
- 東海村: 制度名(通称): 空き家改修補助/補助率: ―/上限額: 100万円/主な条件: 空き家の利活用目的
- 取手市: 制度名(通称): 住宅リフォーム補助金/補助率: ―/上限額: 45万円/主な条件: 市内業者施工
- 河内町: 制度名(通称): 住宅リフォーム助成金/補助率: 25%/上限額: 50万円/主な条件: 町内業者施工
- 水戸市: 制度名(通称): 住宅リフォーム補助金/補助率: 10%/上限額: 10万円/主な条件: 市内業者施工、市税滞納なし
- つくば市: 制度名(通称): 住宅改修補助金/補助率: 10%/上限額: 10万円/主な条件: 市内業者施工、市税滞納なし
- 土浦市: 制度名(通称): 住宅リフォーム助成/補助率: 10%/上限額: 10万円/主な条件: 市内業者施工、市税滞納なし
- 結城市: 制度名(通称): 住宅リフォーム補助金/補助率: 10%/上限額: 10万円/主な条件: 市内業者施工、市税滞納なし
- 石岡市: 制度名(通称): 住宅リフォーム助成金/補助率: 10%/上限額: 10万円/主な条件: 市内業者施工、市税滞納なし
- 高萩市: 制度名(通称): 住宅リフォーム補助金/補助率: 10%/上限額: 10万円/主な条件: 市内業者施工、市税滞納なし
- 筑西市: 制度名(通称): 住宅リフォーム助成金/補助率: 10%/上限額: 10万円/主な条件: 市内業者施工、市税滞納なし
- 神栖市: 制度名(通称): 住宅リフォーム補助金/補助率: 10%/上限額: 10万円/主な条件: 市内業者施工、市税滞納なし
※上記は主要な市町村の抜粋です。掲載していない市町村にも助成制度がある場合があります。住宅リフォーム推進協議会の検索サイトや各自治体の公式サイトで最新情報をご確認ください。
助成金の共通条件と申請手順
ほぼすべての自治体に共通する3つの条件
茨城県内の助成金制度には、自治体を問わず共通する条件があります。これを知らずに工事を始めてしまうと、助成金がもらえなくなるので要注意です。
条件1:工事着工前の申請が必須
これが最も重要なポイントです。工事が始まってからの申請は一切受け付けられません。「もう契約しちゃったけど、助成金があるなら申請したい」というケースでも、着工前であれば間に合う場合がありますが、一度でも工事に着手していればアウトです。
業者との契約・見積もり段階で助成金の利用を伝えておき、申請の交付決定が出てから着工する段取りを組みましょう。
条件2:市内(町内)業者による施工
ほぼすべての自治体で、当該自治体内に事業所を持つ施工業者に依頼することが条件です。これは地域経済の活性化を目的とした要件で、たとえ安い業者が隣の市にいたとしても、助成金を使うなら地元業者に発注する必要があります。
なお、「市内業者」の定義は自治体によって微妙に異なります。本社が市外でも支店や営業所が市内にあればOKとする自治体もあるので、事前に確認しましょう。
条件3:市税の滞納がないこと
固定資産税、住民税、国民健康保険税などの市税に滞納がないことが求められます。滞納がある場合は、まず納付を済ませてから申請する必要があります。
申請から助成金受け取りまでの一般的な流れ
自治体によって多少の違いはありますが、おおむね以下の流れで進みます。
ステップ別の内訳は以下のとおりです。
- 1: やること: 自治体の窓口で制度内容を確認/ポイント: 電話でもOK。募集期間と予算残を聞く
- 2: やること: 施工業者から見積もりを取得/ポイント: 市内業者を2〜3社で相見積もり推奨
- 3: やること: 申請書類を提出/ポイント: 見積書・住民票・納税証明書・建物の写真など
- 4: やること: 交付決定通知を受け取る/ポイント: 通常2〜4週間。届くまで着工不可
- 5: やること: 工事着工〜完了/ポイント: 施工中の写真も撮っておくと安心
- 6: やること: 完了報告書を提出/ポイント: 工事完了後の写真・領収書・契約書の写しなど
- 7: やること: 助成金の振り込み/ポイント: 完了報告から1〜2か月後が一般的
申請のタイミング――4〜5月が勝負!
なぜ早期申請が重要なのか
助成金は「先着順」で受け付ける自治体がほとんどです。年度予算の枠が決まっており、申請が予算上限に達した時点で受付終了になります。人気のある制度では、募集開始から1〜2か月で枠が埋まることも珍しくありません。
2026年度は多くの自治体が4月下旬〜5月上旬に募集を開始します。外壁塗装を検討している方は、今すぐお住まいの自治体に問い合わせて、募集スケジュールを確認しておきましょう。
春に間に合わなくても諦めないで
もし春の募集を逃してしまっても、完全に諦める必要はありません。11月頃に補正予算による追加募集が行われることがあります。また、申請者が想定より少なかった場合に、年度途中で再募集をかける自治体もあります。
ただし、追加募集は確約されたものではありません。確実に助成金を利用したいなら、やはり年度初めの募集に間に合わせるのがベストです。
外壁塗装に最適な施工時期との兼ね合い
外壁塗装の施工に適した時期は、気温が安定し降水量が少ない春(4〜5月)と秋(9〜11月)です。助成金の申請から交付決定まで2〜4週間かかることを考えると、以下のスケジュールが理想的です。
- 春施工を狙う場合:4月上旬に申請 → 4月下旬〜5月上旬に交付決定 → 5月中に着工
- 秋施工を狙う場合:7〜8月に申請 → 8〜9月に交付決定 → 9〜10月に着工
助成金を活用した場合の費用シミュレーション
実際に助成金を使うと、どれくらい自己負担が減るのか。30坪の一般的な2階建て住宅を例にシミュレーションしてみましょう。
外壁塗装の費用相場(30坪住宅の場合)
塗料グレード別の内訳は以下のとおりです。
- シリコン塗料: 耐用年数の目安: 10〜13年/工事費用の目安: 60〜80万円
- フッ素塗料: 耐用年数の目安: 15〜20年/工事費用の目安: 80〜110万円
- 無機塗料: 耐用年数の目安: 20〜25年/工事費用の目安: 90〜130万円
全国平均では、外壁のみの塗装で100〜124万円が相場とされています。屋根塗装も同時に行うと、さらに30〜50万円程度が加算されます。
シミュレーション例
項目別の内訳は以下のとおりです。
- 工事費用: 助成金なし: 80万円/一般的な制度 (10%・上限10万円): 80万円/高額制度 (25%・上限50万円): 80万円
- 助成金額: 助成金なし: 0円/一般的な制度 (10%・上限10万円): 8万円/高額制度 (25%・上限50万円): 20万円
- 自己負担額: 助成金なし: 80万円/一般的な制度 (10%・上限10万円): 72万円/高額制度 (25%・上限50万円): 60万円
- 削減率: 助成金なし: ―/一般的な制度 (10%・上限10万円): 10%/高額制度 (25%・上限50万円): 25%
「10万円でもありがたい」という方は多いでしょうし、大子町や河内町のように最大50万円の助成が受けられれば、ワンランク上の高耐久塗料を選ぶ余裕も生まれます。助成金は「使わなければゼロ」ですから、該当する制度があるなら活用しない手はありません。
よくある質問(FAQ)
Q1. 外壁塗装だけでも助成金は使えますか?
はい、多くの自治体で外壁塗装のみの工事も対象です。ただし、自治体によっては「工事費が20万円以上」などの最低金額条件を設けている場合があります。外壁塗装は通常60万円以上になるため、この条件はほぼクリアできるでしょう。
Q2. 賃貸住宅のオーナーでも申請できますか?
自治体によります。「自己が所有し居住する住宅」を条件とする制度では、賃貸に出している物件は対象外です。一方、「市内にある住宅の所有者」とだけ規定している制度なら、賃貸物件でも申請できる可能性があります。必ず事前に確認しましょう。
Q3. マンションの外壁塗装にも使えますか?
個人で所有する一戸建て住宅を対象とした制度がほとんどです。分譲マンションの大規模修繕(共用部分の外壁塗装)については、別途マンション向けの補助制度が設けられている場合があります。
Q4. 過去に助成金を受けたことがあっても再申請できますか?
多くの自治体で「同一住宅につき1回限り」または「前回の交付から○年以上経過」といった制限があります。以前利用したことがある方は、再申請の可否を自治体に確認してください。
Q5. 申請に必要な書類は何ですか?
一般的に必要な書類は以下のとおりです。
- 交付申請書(自治体の窓口またはホームページで入手)
- 工事の見積書(市内業者のもの)
- 住民票の写し
- 納税証明書(市税の滞納がないことの証明)
- 建物の登記事項証明書または固定資産税の課税証明書
- 施工前の建物の写真(外壁の状態がわかるもの)
- 工事箇所の図面(平面図など)
Q6. 遮熱塗料・断熱塗料を使うと有利になりますか?
近年は建物の省エネ性能向上を重視する自治体が増えています。遮熱塗料(太陽光の熱を反射して室内温度の上昇を抑える塗料)や断熱塗料を使用する工事は、通常の塗装よりも補助率が上がったり、別枠の省エネ関連助成金の対象になったりする場合があります。業者に相談する際は、遮熱・断熱塗料の選択肢についても聞いてみるとよいでしょう。
まとめ:茨城県で外壁塗装を検討中の方が今やるべきこと
茨城県には28もの助成金制度があり、大子町の上限50万円をはじめ、手厚い支援を用意している自治体が複数あります。助成金は「知っている人だけが得をする」制度ですから、この記事を読んだ今がまさに行動のチャンスです。
具体的に、今すぐやるべきことは以下の3つです。
- お住まいの自治体に電話して、2026年度の募集開始日と予算残を確認する
- 市内(町内)の塗装業者から2〜3社の相見積もりを取る
- 募集開始と同時に申請書類を提出する(4〜5月が勝負です)
外壁塗装は住まいの美観だけでなく、建物を雨風から守る大切なメンテナンスです。助成金を上手に活用して、賢くお得に住まいを守りましょう。
執筆:早瀬大輝(2級建築施工管理技士・色彩検定2級)
※この記事の助成金情報は2026年4月時点の調査に基づいています。申請前に必ず各自治体の公式サイトまたは窓口で最新の募集状況をご確認ください。















