45坪の外壁塗装の相場はいくら?費用の内訳と安くするコツ

外壁塗装は家の美観を保つだけでなく、建物の耐久性を高める重要なメンテナンスです。
しかし、「費用がどのくらいかかるのか?」という点が、多くの人にとって気になるポイントでしょう。
特に45坪の住宅では、塗装面積が広いため、費用の相場や内訳を知っておくことが重要です。
そこでこの記事では、45坪の外壁塗装にかかる相場や塗料ごとの価格差、費用を抑えるコツについて詳しく解説します。
目次
塗料の種類ごとの費用相場

まず、外壁塗装で使われる塗料にはさまざまな種類があり、それぞれ価格や耐久性が異なります。
実は、安価な塗料は初期費用を抑えられますが、耐用年数が短いため、頻繁に塗り替えが必要になることもあるため、注意しなければなりません。
ここでは、代表的な塗料の種類とそれぞれの費用相場を紹介します。
塗料の種類 | 価格相場(1㎡あたり) | 耐久年数 | 特徴 |
アクリル | 1,000〜1,500円 | 5〜7年 | 低コストだが耐久性が低い |
ウレタン | 1,800〜2,500円 | 7〜10年 | 柔軟性があり、密着性が高い |
シリコン | 2,500〜3,500円 | 10〜15年 | コストと耐久性のバランスが良い |
フッ素 | 3,500〜5,000円 | 15〜20年 | 耐久性が高くメンテナンス頻度が少ない |
無機塗料 | 4,500〜6,000円 | 20〜25年 | 高耐久で汚れに強いが高額 |
例えば、45坪(約150㎡)の外壁にシリコン塗料を使用した場合、塗料代だけで37.5万円〜52.5万円程度が必要になります。
なお、フッ素塗料を選べばさらに高額になりますが、その分メンテナンスの手間が減るため、長期的にはコストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。
付帯工事の費用も考慮しよう
実は外壁塗装には、塗料の費用だけでなく、足場設置や下地処理などの付帯工事費用もかかります。
これらを考慮しないと、最終的な見積もり額が想定よりも高くなり、予算オーバーになることもあるため、気をつけたいポイントです。
ここでは、主要な付帯工事とその費用について解説します。
工事項目 | 費用相場(45坪の場合) | 内容 |
足場設置費 | 15万〜25万円 | 安全な作業のための足場設置 |
養生費 | 5万〜10万円 | 窓や植栽を汚れから保護 |
高圧洗浄費 | 3万〜5万円 | 塗装前に汚れやカビを除去 |
下地処理費 | 10万〜20万円 | ひび割れ補修やシーリング補修 |
付帯部塗装 | 10万〜15万円 | 軒天、雨樋、破風板の塗装 |
例えば、45坪の住宅で外壁塗装を行う場合、塗装費用に加えて約40万〜70万円の付帯工事費用がかかることが一般的です。
特に足場設置は必須であり、全体の費用の約2割を占めることもあります。
そのため費用を抑えるためには、業者としっかり相談し、不要な工事が含まれていないか確認することが大切です。
45坪の外壁塗装の費用を左右するポイント
外壁塗装の費用は、単に塗料の種類や工事内容だけで決まるわけではありません。
実は家の状態や業者の選び方によっても大きく変動します。そのため適正価格で施工するためには、何が費用に影響を与えるのかを知っておくことが大切です。
ここでは、外壁塗装の費用を左右する主なポイントについて解説します。
外壁の劣化状況と補修の必要性
外壁の状態によっては、通常の塗装作業に加えて補修が必要になることがあります。
例えばひび割れやカビ・コケが発生している場合、それを修繕しないと塗装の持ちが悪くなり、すぐに再塗装が必要になることもあるのです。
また、劣化が見られる場合は補修作業が追加されることで、費用が変動します。
劣化状況 | 補修内容 | 費用相場(45坪の場合) |
ひび割れ(軽度) | シーリング補修 | 3万〜5万円 |
ひび割れ(深刻) | モルタル補修 | 10万〜20万円 |
カビ・コケ | 高圧洗浄+防カビ塗料 | 3万〜7万円 |
チョーキング現象 | 下地調整+プライマー塗布 | 5万〜10万円 |
なお、劣化が進行する前に塗装を行うことで、補修費用を抑えることができます。そのため適切なタイミングで施工できるよう、計画を立てるようにしましょう。
使用する塗料の種類
外壁塗装の費用に大きく影響する要素の一つが、使用する塗料の種類です。
アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素・無機塗料などさまざまな選択肢がありますが、耐久性やメンテナンスの頻度を考慮すると、長期的なコストが変わってきます。
例えば、アクリル塗料は安価ですが、耐久性が低いため5〜7年で塗り替えが必要です。
一方、フッ素塗料や無機塗料は高価ですが、15年以上持つため、塗り替えの回数を減らせ、トータルの費用は安くすみます。
一度の出費を抑えたい場合は安価な塗料を選びがちですが、結果的に何度も塗り替えることになり総コストが高くなることが多いため、慎重に選ぶようにしましょう。
また、地域の気候や建物の立地条件によっても最適な塗料は異なります。
例えば、海沿いの地域では塩害に強い塗料を選ぶことが重要ですし、湿気の多い地域では防カビ・防藻性能のある塗料を選ぶとメンテナンス費用を抑えられます。
このように、最適な塗料は状況によって異なるため、業者に相談しながらコストと耐久性のバランスを考えて選定することが大切です。
45坪の外壁塗装の相場を安くする方法
外壁塗装は高額なリフォームの一つですが、工夫次第でコストを抑えることもできます。
特に、業者選びや施工のタイミングを意識することで、適正価格で施工を依頼することが可能です。
ここでは、45坪の外壁塗装の費用を抑える具体的な方法について解説します。
相見積もりを活用する
まず、外壁塗装の費用を抑えるために最も効果的な方法の一つが相見積もり(複数の業者から見積もりを取ること)です。
1社だけの見積もりでは、その金額が適正なのか判断しにくいため、最低でも3社以上の業者に見積もりを依頼するとよいでしょう。
相見積もりを取るメリット
- 価格の比較ができる:適正価格を把握し、不当に高い見積もりを避けられる。
- 施工内容をチェックできる:業者ごとの提案内容を比較し、より良い施工方法を選べる。
- 値引き交渉がしやすい:他社の見積もりをもとに、適正な価格交渉が可能。
相見積もりをチェックするポイント
- 見積もりの内訳を詳細に確認する(塗料の種類、塗布回数、足場代などが明記されているか)
- 極端に安すぎる業者には注意する(手抜き工事のリスクがある)
- 保証内容を確認する(アフターフォローの有無も重要)
このように、相見積もりを活用することで、より良い条件で外壁塗装を依頼することができます。
助成金・補助金を活用する
外壁塗装には多くの費用がかかりますが、自治体の助成金や補助金制度を利用することで、数万円から数十万円の負担を軽減できる場合があります。
特に、省エネ対策や耐震改修を兼ねた塗装工事の場合、補助を受けられる可能性が高くなるため、必ず確認しましょう。
助成金・補助金の種類と条件
制度名 | 補助内容 | 申請条件の例 |
住宅リフォーム助成金 | 工事費用の10〜30%を補助 | 一定の築年数以上の住宅 |
省エネリフォーム補助 | 遮熱・断熱塗料を使用すると補助 | 断熱性能向上が条件 |
耐震改修補助金 | 外壁補修を伴う耐震改修で補助 | 旧耐震基準の建物が対象 |
助成金を活用するためのポイント
- 自治体の公式サイトを確認(地域ごとに制度が異なるため、事前に調べる)
- 申請期限に注意する(工事前に申請が必要な場合が多い)
- 対象となる施工内容を業者と相談(補助金の条件を満たす施工にする)
例えば、「遮熱塗料を使った外壁塗装」で10万円の補助が出る自治体もあるため、制度が利用できれば、かなりのコストダウンになります。
外壁塗装を検討する際は、まず自治体の補助金制度をチェックしてみましょう。
外壁塗装のタイミングを見極める
外壁塗装は、適切なタイミングで施工することでコストを抑えられます。
実は塗装が必要なサインを見逃すと外壁の劣化が進み、補修費用が増加する可能性があるため、早めの対策を行うことが大切です。
外壁塗装の適切なタイミングとは?
劣化症状 | 具体的な状態 | 対応の目安 |
チョーキング現象 | 外壁を触ると白い粉がつく | 塗装の劣化が始まっているため、早めの塗装が必要 |
ひび割れ | 幅1mm以上の亀裂がある | ひび割れが広がる前に補修+塗装が必要 |
塗膜の剥がれ | 外壁の一部が剥がれている | 防水性が失われるため、早急な対応が必要 |
コケ・カビの発生 | 外壁に緑色・黒色の汚れがある | 高圧洗浄+防カビ塗料での塗装が推奨 |
塗装時期を見極めるポイント
- 築10〜15年が塗り替えの目安(新築時の塗料は耐久性が低いため、早めに劣化する)
- 劣化が軽微なうちに施工することで補修費用を抑えられる
- 春・秋は気候が安定しており、施工に適した時期
例えば劣化の具体例として、ひび割れやチョーキング現象を放置すると、雨水が染み込み、外壁の内部が腐食するリスクがあります。
そうなると、補修費用が増大し、外壁塗装のコストも跳ね上がるため、早めの塗り替えを行わなければなりません。
コストダウンのためにも、適切な外壁塗装の時期を見誤らないようにしましょう。
45坪の外壁塗装の業者選びのポイント
外壁塗装を成功させるためには、信頼できる業者を選ぶことが最も重要です。
そのため、優良業者を見極めるためのポイントや、悪質な業者の手口を知っておくことで、失敗を防ぐことができます。
ここでは、業者選びの具体的なポイントをみていきましょう。
優良業者の見分け方
外壁塗装の品質を左右するのは、業者の技術力と信頼性です。
まずは適正価格で高品質な施工をしてくれる優良業者を選ぶために、以下のポイントをチェックしましょう。
優良業者の特徴
チェック項目 | 内容 |
施工実績 | 過去の施工事例を公開している |
資格・認可 | 塗装技能士資格や建設業許可を持っている |
見積もりの透明性 | 料金の内訳が細かく明記されている |
保証制度 | 施工後の保証(5〜10年)がある |
口コミ・評判 | GoogleレビューやSNSでの評価が高い |
業者選びのポイント
- 複数の業者に見積もりを依頼し、内容を比較する(相見積もりが必須)
- 安すぎる見積もりには注意する(手抜き工事のリスクがある)
- 施工実績や口コミを確認する(実際の評判をチェック)
なお、業者を選ぶ際は、単に価格の安さだけで判断せず、施工品質やアフターサービスの充実度も考慮することが大切です。
まとめ:45坪の外壁塗装の相場を知って適正価格で施工しよう
外壁塗装は住宅を長持ちさせるために欠かせないメンテナンスですが、45坪の住宅では相場が80万〜150万円と幅広く、適正価格がわかりにくいとお困りの方も多いでしょう。
まずはコストを抑える方法として、複数の業者から相見積もりを取り、価格と施工内容を比較することが効果的です。
さらに、自治体の助成金や補助金を活用すれば負担を軽減できる可能性があるため、事前に確認しておきましょう。
また、適切な時期に塗装を行うことで補修費用を抑えられる一方、訪問営業による強引な契約は断るなど、塗装についての知識を持つことも大切です。
外壁塗装は決して安い投資ではありませんが、適切な業者選びと計画的な施工によって、費用対効果の高いメンテナンスをすることができます。
慎重に情報を集め、納得のいく外壁塗装を実現しましょう。