フッ素塗料が長持ちする理由とは?後悔しない塗料選び

茨城県と千葉県で外壁塗装を行っているリペイントワンです。外壁塗装における塗料の話題などを更新しています。本日は、フッ素塗料についてです。
「せっかく塗るなら、きれいな状態を長持ちさせたい」
「できれば、何度もメンテナンスしなくて済むようにしたい」
外壁塗装を検討されるお客様の多くが、こうしたご要望をお持ちです。
そうしたご要望に応える塗料として、近年注目されているのがフッ素塗料です。
フッ素塗料は、耐久性に優れ、美しい仕上がりが長く続くのが特徴で、一般の住宅から公共施設までさまざまな建物に使われています。
この記事では、フッ素塗料の性能の基本から他塗料との違い、茨城県での施工ポイントまで分かりやすく解説していきます。
目次
なぜフッ素塗料が長持ちするのか?基本的な特徴

フッ素塗料には、耐久性の高いフッ素樹脂が使われています。表面に汚れが付きにくく、強い日差しによる劣化も抑えられるため、外壁のきれいな状態が長持ちします。
一般的な塗料との違いを知っておくことで、ご自宅に合った塗料選びの参考になります。
フッ素樹脂とは?
フッ素塗料に使われているフッ素樹脂は、プラスチックの一種で、非常に丈夫な素材です。もともとフライパンの「テフロン加工」に使われるほど、汚れがつきにくく、劣化しにくい性質があります。
雨と一緒に汚れが流れ落ちやすいため、見た目の清潔感が長く続くのが大きな魅力です。
耐候性と耐久年数
塗料選びで特に気になるのが「どれくらい長持ちするのか」という点です。
フッ素塗料は紫外線や雨風にとても強く、気候の厳しい地域でも劣化しにくい性能を持っています。
シリコン塗料の耐久年数がおよそ10〜12年に比べ、フッ素塗料は15〜20年となっており、それだけ長持ちすることがよく分かります。
フッ素塗料のメリット・デメリット
フッ素塗料は長持ちする塗料として知られていますが、塗装する住宅によって向き、不向きがあるため、特徴をよく把握しておきましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
メリット | 高耐候性、汚れにくさ、メンテナンスコストの削減 |
デメリット | 初期費用の高さ、施工技術の要求、再塗装時の注意点 |
フッ素塗料のメリット
フッ素塗料の最大の魅力は、紫外線や雨風のようなダメージに強く、長持ちすることです。
また、塗料の表面が水になじみやすいため、外壁についたホコリや排気ガスが雨で自然に流され、汚れにくくなっています。
フッ素塗料のデメリット
フッ素塗料のデメリットとして、まず挙げられるのが初期費用の高さです。
さらに、フッ素塗料は扱いが難しく、技術のある業者でなければ効果を十分に発揮できません。依頼先の実績や経験はしっかり確認しておきましょう。
なぜフッ素塗料が選ばれるのか?
塗料には種類ごとに特徴や価格、耐久性の違いがあり、目的や住まいの環境によって選び方も変わります。
ここでは、フッ素塗料を含む代表的な塗料を比較しながら、それぞれの特徴や向いているケースをご紹介します。
フッ素塗料と他の塗料の違い
外壁塗装では、フッ素塗料のほかに、ウレタン系、シリコン系、無機系などの塗料を使用します。
塗料の種類 | 耐久年数 | 価格帯(1㎡あたり) | 特徴 |
---|---|---|---|
ウレタン系 | 約5〜10年 | 1,900〜2,500円 | 柔軟性があり細部の施工がしやすいが、紫外線に弱い。コスト重視向け。 |
シリコン系 | 約10〜15年 | 2,800〜3,000円 | 現在主流。価格と性能のバランスが良く、一般住宅で多く採用。 |
フッ素系 | 約15〜20年 | 4,000〜5,000円 | 高耐久・低汚染。塗り替え回数を減らしたい方向き。 |
無機系 | 約15〜25年 | 3,500〜5,500円 | 最高クラスの耐久性。熱・汚れに強い。高価で施工条件が厳しい。 |
短期間の塗装や室内ならウレタン系塗料
ウレタン系塗料は、価格が比較的安く、細かい部分に塗りやすい塗料です。
ただし、紫外線に弱く色あせやすいため、耐久年数は約5〜10年ほどと短いため、とにかく費用を抑えたい場合や、短期間だけきれいにしたい場合におすすめです。
一般住宅で主流のシリコン系塗料
シリコン系塗料は、価格と耐久年数のバランスが良く、現在最もよく使われている塗料です。
紫外線や酸性雨に強く、汚れがつきにくいため、なるべく長く持たせたいけど、費用はそこそこにしたいという人に向いています。
きれいな外壁が長持ちするフッ素系塗料
フッ素系塗料は、価格はやや高めですが、そのぶん15〜20年と長くきれいな状態が続くのが魅力です。
外壁を長持ちさせたい方や、メンテナンス回数を減らしたい方に多く選ばれています。
ハイグレードな無機系塗料
無機系塗料は、15〜25年と最も長持ちし、熱や汚れにとても強いのが特徴です。
ただし、施工には高い技術が必要で、価格が高めなので、グレードの高い仕上がりを求める方に向いています。
フッ素塗料の向き不向き
フッ素塗料は、紫外線が強い、海が近いといったダメージ要因が多い環境でこそ、本来の効果を発揮することができます。
一方で、塗料の価格が高いため、短期間での住み替えを予定している場合や、コスト優先で塗装を行いたい場合には、他の塗料を選択するほうがおすすめです。
向いている | 向いていない |
---|---|
日当たりの良い立地(紫外線による劣化が多い) | 今後10年以内に建て替え・売却を予定している |
海沿いや塩害のリスクがある地域 | 一時的な外観の改善を目的とした塗装 |
2階建て以上や高所作業が必要な建物 | 初期費用をとにかく抑えたいケース |
フッ素塗料がおすすめな環境
長く住む予定の住宅や、日当たりの良い立地では、紫外線に強いフッ素塗料がおすすめです。
特に、海が近く塩害の心配がある地域や、雪の多い地域は、塗膜が強いため外壁を守ってくれます。
また、2階建て以上や高所作業が必要な場合は足場代が高くなりますが、フッ素塗料を選べば、塗り替えの頻度を抑えられるため、結果としてトータルコストの節約につながります。
フッ素塗料がおすすめではない住宅環境
フッ素塗料は高性能ですが、初期費用が高めなので、今後10年以内に建て替えや売却を考えている家にはおすすめできません。
塗装費用をできるだけ抑えたい方や、見た目を一時的にきれいにしたいだけなら、他の塗料のほうが合っている場合があります。
塗料の特徴はさまざまなので、ご自身の目的や予算に合わせて、最適な塗料を選ぶことが大切です。
茨城県でフッ素塗料を使うときの注意点
同じ塗料でも、地域によって発揮できる効果が異なります。
そのため、茨城県でフッ素塗装を検討する際は、ご自宅のまわりの気象条件や、茨城の特徴をよく理解した施工会社を選びましょう。
茨城県の気候と外壁の劣化
弊社リペイントワンの営業エリアである茨城県の内陸部では、夏と冬の寒暖差が大きいため、膨張・収縮による外壁のひび割れが発生しやすい地域です。
一方、同じ茨城県内であっても沿岸地域は、海からの塩害の影響を受けやすく、金属部材の腐食や塗膜が長持ちしないリスクが高い地域です。
また、冬季は北風が強く、外壁に付着したホコリや塩分が風にあおられて広がり、汚れやすくなる傾向があります。
茨城県は、このように気候の影響を受けやすい地域なので、温度変化や塩害に強いフッ素塗料がおすすめです。
信頼できる地元業者を探すことが大切
フッ素塗料の性能を最大限に引き出すには、高い技術力と、地域への理解がある業者選びが欠かせません。
茨城県の気候や環境を把握し、実際に多くのフッ素塗装を手がけている地元業者を選ぶのがポイントです。
また、できるだけ口コミや保証内容を比較し、安心して任せることができるかどうかを確認する必要があります。
外壁塗装のフッ素塗料で後悔しないための3つのポイント
フッ素塗料は性能が高いとはいえ、それだけで選んでしまうと、思ったほどの効果が得られず後悔することもあります。
ご自宅に本当にフッ素塗料が合っているのかどうか、特徴を踏まえて3つのポイントを見てみましょう。
ポイント | 内容 | 確認のコツ |
---|---|---|
自宅に何年住む予定か | 住む期間と塗料の耐久性が合っているか | 10年以内に売却 or 建て替えならシリコン塗料が現実的。長く住むならフッ素が有力。 |
業者選びの質 | 経験や技術がフッ素施工に適しているか | 塗料のグレード、施工実績、保証体制、施工写真の有無を確認。 |
見積もりの明確さ | 塗料の詳細や施工内容が明記されているか | 使用塗料の種類・缶数・塗り回数の記載があるかをチェック。 |
1.自宅に何年住む予定か
暮らす予定の年数とフッ素塗料の耐久年数である15〜20年が見合っているかは、大事なポイントになります。
10年以内に引っ越しや建て替えの予定がある場合、20年耐久のフッ素塗料は割高になりますが、30年以上住むつもりならメンテナンス費用を抑えられるためおすすめです。
2.業者選びの質
フッ素塗料は高性能なぶん、適切な施工が欠かせません。そのため、信頼できる業者に任せる必要があります。
業者を選ぶ際は、使用する塗料の種類や保証の内容、これまでの施工実績や写真をチェックし、実力や対応力を見極めることが失敗を防ぐポイントです。
3.見積もりの明確さ
業者に相見積もりをとる際は、書かれた内訳を細かくチェックしておきましょう。
たとえば見積書の中に、フッ素塗料を使用する場合、製品名や塗料のグレード、缶数まで記載している業者であればより安心です。
まとめ:フッ素塗料を理解して納得のいく外壁塗装を
外壁塗装は、家を長くきれいに保つための大切なメンテナンスです。
その中でもフッ素塗料は、紫外線や汚れに強く、15〜20年と高い耐久性をもつ塗料として人気があります。
茨城県のように、気温差が大きく湿気も多い地域では、外壁塗装の質が住まいの寿命に直結します。リペイントワンでは、こうした地域特性に合わせた塗料選びや施工を行い、長持ちする外壁づくりをサポートしています。
塗料選びで後悔しないためには、性能だけでなく費用の目安を知っておくことも重要です。予算感を把握したい方は、外壁塗装の費用を徹底解説!相場から内訳まで詳しく紹介の記事をぜひご覧ください。
弊社リペイントワンでは、茨城県および千葉県を中心に、地域密着の外壁塗装を数多く手がけています。
茨城エリア
取手市・利根町・龍ケ崎市・つくばみらい市・守谷市・牛久市・つくば市・土浦市・阿見町・河内町・美浦村
千葉エリア
我孫子市・印西市・柏市・栄町・流山市・野田市
※車で1時間以内にお伺いできる地域を対象にしています。
上記のエリア以外もできる限り対応いたしますのでぜひリペイントワンまでお気軽にご相談ください。