35坪ならフッ素塗料が得になる?外壁塗装の費用対効果を解説

茨城県取手市を拠点に外壁塗装を手がけているリペイントワンです。
「35坪の家を外壁塗装したいけど、フッ素塗料って良いの?」「長持ちするらしいけど、初期費用が高いから損はしないのかな?」そんなご相談を多くのお客様からいただきます。
実は近年、塗料の進化と共に、35坪ほどの戸建て住宅で「費用対効果が高いから」と高耐久のフッ素塗料を選ばれるご家庭が増えてきました。
この記事では、35坪の住宅におけるフッ素塗料の特徴や費用の相場、おすすめできる方などを丁寧にご紹介します。
目次
フッ素塗料の特徴

フッ素塗料は耐久性と汚れにくさのバランスが良く、外壁塗装の中で「長持ちする塗料」として評価されています。
初期費用は高くなりますが、再塗装の回数が少なければ結果的にコストを抑えられるケースが多く、将来的なメンテナンス負担を減らしたい方におすすめです。
フッ素塗料の特徴 | 内容 |
---|---|
耐用年数 | 約12年〜20年 |
耐候性・防汚性 | 紫外線・雨風・汚れに強く、美観を長期間維持 |
メンテナンス頻度 | 他の塗料と比較して少なく、長期間再塗装が不要 |
初期費用 | 他の塗料と比較して高め(㎡単価:約3,500〜5,000円) |
トータルコスト | 長期的には抑えられる可能性が高い |
35坪住宅におけるフッ素塗料の費用相場
35坪の住宅で外壁塗装を行う場合、建物の階数や形状、凹凸の有無によって前後しますが、塗装対象となる外壁の面積はおおよそ130〜150㎡が基準です。
35坪住宅におけるフッ素塗料の費用相場(130㎡の場合) | 費用目安 |
---|---|
材料+施工費 | 約45.5万〜65万円 |
諸経費(足場、高圧洗浄、養生、下地処理等) | 約34万〜75万円 |
総工事費の目安 | 約80万〜140万円 |
フッ素塗料は㎡単価3,500円〜5,000円程度が相場なので、130㎡の塗装面積であれば、材料と施工費用は約45.5万円〜65万円ほどになります。
なお、塗料代や施工費以外にも、足場の設置や高圧洗浄、養生、下地処理、シーリングの打ち直しなどの諸経費がかかるため、総額で80万円〜140万円程度が目安です。
35坪でシリコン塗料と比較するとランニングコストが安い
フッ素塗料は初期費用こそ高く見えますが、実は長く住むほどお得になる塗料です。
例えば35坪の住宅で比較した場合、シリコン塗料は約10〜15年ごとに再塗装が必要になりますが、フッ素塗料なら15〜20年ほど長持ちします。
項目 | シリコン塗料 | フッ素塗料 |
---|---|---|
耐用年数 | 約10〜15年 | 約15〜20年 |
30年での塗装回数 | 2〜3回 | 1〜2回 |
1回の塗装費(130㎡換算) | 約40万〜55万円 | 約45万〜65万円 |
足場・諸経費(1回) | 約15万〜25万円 | 約15万〜25万円 |
30年間の総費用目安 | 約110万〜200万円 | 約80万〜130万円 |
長期的なコスト効率 | やや劣る | 優れている |
同じ30年という期間で見れば、フッ素塗料は塗り替え回数を1回分減らせる可能性があり、トータルのメンテナンス費用を大きく減らすことができるのです。
特に足場代や養生などの諸経費は塗装のたびに発生するので、回数が少ない方が最終的なコストを抑えられます。
また、塗装の回数が減れば、その都度の手間や工事中のストレスが軽減されることも、隠れたメリットです。
フッ素塗料の施工費用が高くなるケースとは?
フッ素塗料は高性能である一方、施工する条件によっては費用が大きく跳ね上がります。
塗装費用が高くなる要因 | 内容 |
---|---|
建物の形状が複雑 | 出窓・ベランダ・外壁の凹凸が多いと、塗装面積が増加し手間がかかる |
下地補修が必要 | ひび割れや塗膜の浮き、劣化したコーキングの補修に追加費用が発生 |
階数が多い(2階・3階建て) | 足場の設置範囲が広くなり、作業の難易度・危険性が高くなる |
外壁素材や劣化状況 | 素材の種類や劣化の程度により、下塗りや補修の工程が増える場合がある |
建物の形状が複雑なケースや、下地や外壁が劣化している場合、ひび割れやコーキングの補修工事を行うときは、想定より高額な見積もりになる可能性が高いです。
また、35坪で同じ延床面積であっても、凹凸の多い外観や2階建て3階建てなどの住宅では足場の設置費用や塗装の手間が増え、工事の総額に影響します。
フッ素塗料がおすすめの方とは?
フッ素塗料は劣化しにくく再塗装の回数を減らせるので、外壁メンテナンスの手間を最小限にしたい方におすすめです。
ただしすべての家庭にベストな選択肢とは限らないので、住む年数や予算によって適切に判断しなければなりません。
ここでは、フッ素塗料が向いている家庭と向いていない場合の違いを見ていきます。
ポイント | 向いている方の特徴 | 向いていない方の特徴 |
---|---|---|
居住予定年数 | 今後10年以上その家に住み続ける予定がある方 | 5〜10年以内に住み替えや建て替えを検討している方 |
外壁へのこだわり | 美観と耐久性を長く維持したい | 見た目や耐久性にそこまでこだわらない |
地域特性 | 海沿いや日差しの強い地域に住んでいる(紫外線・塩害対策が必要) | 気候が穏やかで、外壁へのダメージが比較的少ない地域に住んでいる |
コストの考え方 | 初期費用より長期的なランニングコストを重視したい方 | 初期費用をできるだけ抑えたい方 |
塗料の選び方 | 耐久性重視で、再塗装の回数をできるだけ減らしたい | 価格重視で、シリコン塗料やラジカル塗料を含めて検討したい |
選択時のポイント | 長期使用を前提とした外壁保護と費用対効果を重視 | 将来的なライフプランに応じて、必要以上の性能は避ける意識がある |
フッ素塗料がおすすめできる方
今後も10年以上その家に住む予定がある方にとっては、フッ素塗料は外壁の美しさや耐久性を長く保てるうえ、塗り替えの頻度を減らせるという点が大きな魅力です。
しかし、近いうちに引っ越しを予定している場合は、せっかくフッ素塗料で仕上げても、その効果を十分に感じる前に住み替えることになり、費用が無駄になることがあります。
特に海沿いや日差しが強い地域にお住まいの方にとっては、紫外線や塩害に強いフッ素塗料を選ぶことで外壁をより長持ちさせることができ、結果として外壁塗装の費用対効果も高まるでしょう。
フッ素塗料を避けた方がよいケースとは?
5〜10年以内に住み替えや建て替えを予定している方にとっては、フッ素塗料はかかった費用に見合うだけの効果を感じにくい場合があります。
また、予算に限りがある場合には、シリコン塗料やラジカル塗料といった他の安い塗料が現実的です。
ただし、どの塗料が最適かは、家の築年数や立地条件、将来のライフプランによって大きく変わってきます。
迷った場合は、住宅の状態や将来の予定を整理したうえで、信頼できる業者に相談しながら最適な塗料を選ぶことが大切です。
フッ素塗料で後悔しない塗装業者の選び方
施工技術によって仕上がりや耐久性に差が出るため、フッ素塗料の持ちの良さや美観を十分に活かすには、安心して依頼できる業者を選ぶことが欠かせません。
特に35坪ほどの住宅では塗装面積が塗装面積が比較的コンパクトなことから、フッ素塗料のムラや細かな施工ミスが目立ちやすく、施工品質が仕上がりに影響しやすくなるのです。
費用に対して品質やサービスの差がはっきりと出てくるので、費用対効果を高めるには信頼できる業者を見極めましょう。
見積書のチェックポイント
見積書を確認する際は、塗料の名前や使用する面積、㎡単価がしっかりと明記されているかをチェックしましょう。
チェック項目 | 確認すべき内容と理由 |
---|---|
塗料の名称と種類 | フッ素塗料かどうか、グレードやメーカー名が明記されているか、曖昧な場合は確認しておくとよい |
単価(㎡あたり) | 塗料・作業の価格が妥当か、他社と比較する際の判断基準になる |
足場・高圧洗浄・養生費 | 「一式」表記の場合は詳細を確認、それぞれの作業内容が価格に見合っているかチェックする |
下地補修・シーリング | 補修範囲や内容が明記されているか、書かれていないと追加費用が発生するかもしれない |
また、足場代や高圧洗浄、養生、下地の補修、シーリングの打ち替えといった項目が「一式」としてまとめられているときは、詳細を質問することが大切です。
特にフッ素塗料のような高価な塗料を使用する場合は、項目ごとに細かく説明してくれる業者を選べば、施工後の満足度が高くなります。
アフターサービスと保証内容を比較する
フッ素塗料は長寿命で、10年以上持つため、施工後のアフターサービスや保証制度がどのようになっているかは重要な確認ポイントです。
保証期間が長いから安心というわけではなく、「どこまでが保証の対象なのか」「実際にトラブルが起きたとき、どんな対応をしてくれるのか」をあらかじめ聞いておきましょう。
例えば弊社リペイントワンだと、無料の5〜10年の自社長期保証をおつけしています。
チェック項目 | 確認すべき内容と理由 |
---|---|
保証期間の長さ | 何年間保証がついているか。10年保証が一般的だが、塗料の耐用年数と合っているかを確認 |
保証の対象範囲 | 「塗膜の剥がれ」「変色」「ひび割れ」など、どこまで保証されるのかを具体的に見ておく |
トラブル時の対応内容 | 問題が発生したときの対応スピードや、無償・有償の判断基準。曖昧な場合はトラブルの原因に |
定期点検の有無 | 保証期間中に点検があるかどうか。定期的な点検があれば劣化の早期発見につながる |
書面での保証書発行 | 保証内容が口頭だけでなく書面で発行されるか。後から証明するために、書類の有無は非常に重要 |
担当者の説明の丁寧さ | 保証やアフターサービスについて分かりやすく説明してくれるか。対応の姿勢が信頼の判断材料になる |
最終的に、「この会社に任せたい」と思えるかどうかは、見積書の丁寧さや担当者の対応から伝わってくるものです。
焦らずに複数の業者から相見積もりを取り、自分の条件やライフプランに合った選択をすることが、満足度の高い外壁塗装につながります。
まとめ:35坪の住宅にフッ素塗料は「価値ある選択」か?
茨城県で35坪の住宅にフッ素塗料を選ぶ場合、初期費用こそ高めですが、長期的に見れば耐久性に優れたフッ素塗料は効果的です。
フッ素塗料は耐久性が高く、再塗装の頻度を抑えられるため、メンテナンスにかかる手間や費用を軽減できます。
迷った際には、専門業者に相談しながら、数字だけでなく「安心して暮らせるか」という感覚を大切にしてください。
なお、フッ素塗料とそのほかの塗料の違いを詳しく知りたい方は、フッ素塗料が長持ちする理由とは?後悔しない塗料選びの記事も参考になります。
茨城県・千葉県エリアで豊富な実績を持つリペイントワンでは、住宅の状態や将来のライフプランを丁寧にヒアリングし、ご予算に合った最適なプランをご提案しています。
フッ素塗料での外壁塗装を検討されている方やご質問のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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